セイコーエコロジアでは農業の「害虫対策」「環境改善」「生育促進」などに関するコラムをご用意しています。 専門的な内容ですが、どなたでもご理解いただけるように、なるべくわかりやすい表現で書いております。 気軽に閲覧してもらい、皆様のお仕事の中でお役立ていただけると幸いです。
戦争、肥料価格高騰、世界的な気候変動や人口増加に伴い食料確保の関心が高まっています。食料生産の効率化は人類にとって喫緊の課題であり、その…
一季成り性品種いちご栽培において、苗を本圃へ定植する前に花芽が形成されているかどうかは、収穫量や収穫時期を決定する重要な要因の一つです。…
新型コロナウイルスの影響もあって近年「オゾン」の名前をよく耳にするようになりました。少し前までだとオゾンは、オゾン層破壊などで馴染みがあ…
チャノキイロアザミウマは作物に寄生して吸汁し、生育不良や収穫物の品質を低下させるやっかいな病害虫として知られています。今回のコラムではチ…
トマトの原産地はペルーやエクアドルにまたがるアンデス山脈の西側の高原地帯とされています。この地域は日差しが豊富で、年間の降雨量が100mm以下…
ブドウの栽培は古代エジプトの壁画にも描かれており、古来ワインの原料として栽培されていました。日本では明治以降に多くのブドウ品種が導入され…
栽培りんご(リンゴ)の原産地は西アジアのコーカサス地方と言われ、その歴史は古く、19世紀にイギリス、20世紀にはいるとアメリカで栽培技術の発…
ナス科の野菜であるトマト(lycopersicon esculentum Mill.)は通年で需要があるため、世界で最も栽培されている作物です。品種が多く、畑でもプラ…
日本は多数の火山が存在する世界屈指の火山国*です。火山噴火により地表に降り注いだ火山灰が堆積し生成された土壌が広く分布し、古くから農地とし…
リン酸は土壌における肥効のメカニズムが複雑であるため、適正な量を施肥することが難しい肥料です。土の種類によっては強く土壌に固定化されてし…
三大栄養素の一つであるリン酸は、開花や根の伸長に関与しているとされる重要な栄養素です。しかし、リン酸は土壌に施用されると、土の中に存在し…
肥料価格が高騰する近年において、グアノ肥料の存在が大きくなってきました。またグアノ肥料は、性質上有機質であるため肥料低投入型の農業と相性…
お米を包む衣である籾を籾摺りした後に排出される籾殻。籾殻の多くはそのまま田んぼに戻したり、牛・豚・鶏当の畜産業の床材として活用されていま…
化学肥料に頼りすぎると土地がやせてしまうことがあります。圃場の地力を維持させていくという観点から、化学的な肥料に頼りすぎない農業について…
土壌には数えきれないほどの微生物が生息しておりその数は1㎡あたり10億~100兆と言われています。 土壌に生息する生き物は土壌生物と総称…
経営的農業生産における補光を目的とした電照を照射する考え方が普及してきており、例えば、キク・イチゴ・トマトなどでは電照栽培を行うことは一…
みかんを代表とする柑橘類(かんきつ類)は収穫物が美味しく、加工品といった用途にも使用できることから人気の高い果樹です。またあまり知られて…
病害虫の防除に農薬が使われ、病気や害虫から作物を守っていますが、農作業者の負担が大きい、薬剤抵抗性の高い種が現れる、といった欠点があり、…
圃場への堆肥の施用は、土壌の地力を維持するために必要な材料の一つです。しかし十分に堆肥化していない未熟堆肥を圃場の土づくりに使うと、栽培…
いちごの作型の一つである「促成栽培」は11月~5月前後の約半年間という長期に渡って収穫できることが特長で、現在のいちご生産者さんの90%以上が…