【GW期間中の出荷について】商品出荷業務について、GW期間中の4/27(土)~5/6(月)は休業致します。5/7(火)以降に再開致します。何卒ご理解の程宜しくお願い致します。
繰り返し使われる殺虫剤に対して
抵抗性を発達させたアザミウマには農薬防除が困難です。
虫ブロッカー赤はIPMの一環とするアザミウマ対策向けの赤色LED防虫灯です。
赤色LEDはアザミウマの抵抗性を発達させないため、
使い続けることで密度を低下させることができます。
特許番号第6540944号 実施許諾契約締結
単独タイプ(100V用コンセントプラグ付属) | 24,200円(税込・送料込) |
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連結タイプ(100V用コンセントプラグ付属) | 24,200円(税込・送料込) |
連結タイプ(200V用丸端子ケーブル付属) | 24,200円(税込・送料込) |
連結タイプ用中継コード(5m) | 1,925円(税込・送料込) |
連結タイプ用中継コード(10m) | 2,420円(税込・送料込) |
*本体は100-200Vに対応しております。
*単独タイプは100V環境のみで使用できます。
*連結タイプについて、100Vから200Vへ変換する場合はお客様で変換プラグをご準備ください。
*連結タイプを希望の際は、問い合わせフォームに本体の連結数を記載してください。
⚠アザミウマの吸汁で生育が悪い…花芽もやられてしまう。やっと収穫を迎えても秀品率が低い…
⚠アザミウマに抵抗性がついてしまい殺虫剤の効果が低い
⚠殺虫剤を少しでも削減して、体力的にも精神的にも安心したい
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仕様概要 | 製品スペック |
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製品名 | 虫ブロッカー赤 |
LED発光色 | 赤 |
ピーク波長 | 657 nm |
本体重量 | 865 g |
電源 | AC 100-200V(50/60Hz) |
消費電力 | 24.4 W |
防水性 | IP67 準拠 |
本体全長 | 416 mm(接続コード部分を除く) |
本体直径 | 63.5 mm |
【単独タイプ】電源コードの種類 | 100V用コンセントプラグ |
【単独タイプ】電源コード長 | 1000 mm(本体上部に直接電源コードとプラグがついています) |
【連結タイプ】電源コードの種類 | ・100V用コンセントプラグ ・200V用丸端子ケーブル ご注文時にどちらかを選択してください。 |
【連結タイプ】電源コード長 | 1000 mm(接続コードと繋ぎます) |
【連結タイプ】接続コード長 | 500 mm(本体上下に接続されたコード) |
【連結タイプ】連結可能数 | 100V:12本 200V:24本 |
効果範囲 | 半径5~7.5m |
設置目安 | 10~15m間隔 |
設置高さ | 生長点から1.0-1.5mほど上 |
点灯時間(目安) | 日の出1時間前~日の入り1時間後 |
メーカー | アルファクス株式会社 |
これまでの研究によってアザミウマ類に対する赤色LEDの効果が明らかになっています。
とりわけ農研機構の研究やいくつかの論文によると代表的な数種のアザミウマに対して虫ブロッカー赤の赤色LEDが効果的であることがわかっています(下表参照)。
虫ブロッカー赤の照射目安は日の出1時間前~日の入り1時間後の間です。負の走光性を利用した忌避により赤色LEDを植物に照射するとアザミウマは植物の緑が見えなくなります。その作用原理を利用するとアザミウマの吸汁や交尾が妨げられて徐々に密度が減り、被害が減少します。
虫ブロッカー赤の導入によって“切り札”の殺虫剤を温存できるのでアザミウマ対策に幅を広げられます。
⚠夜間に点灯するとアザミウマを誘引する場合があるので注意してください。
赤色LEDに対する忌避効果が高いアザミウマ類 | ミカンキイロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ、ネギアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ、ハナアザミウマ、チャノキイロアザミウマ、クロゲハナアザミウマ etc. |
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【下記資料の9p.にアザミウマの分光感度に関するデータが記載されています】
光を利用した害虫防除のための手引き,農研機構,2014.
虫ブロッカー赤のピーク波長はおよそ660nm。
競合メーカーの多くは630nmを採用していますが、この波長だと忌避効果が得られるアザミウマの種類が少なく、例えばヒラズハナアザミウマに対する効果が低いです。
一方、660nmはヒラズハナアザミウマに対する忌避効果が農研機構に調べられており、660nmを採用する虫ブロッカー赤が上位互換であることがわかります。
ヒラズハナアザミウマが寄生する農作物 | イチゴ、メロン、キュウリ、ナス、ピーマン、トマト、イチジク、バラ、キク、ガーベラ etc. |
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アザミウマの弱点は赤色LEDだけではありません。
アザミウマは背光反応によって背中(翅側)で姿勢を保つ習性があり、この習性を上手く利用することで赤色LEDの効果をさらに高めることができます。
「てるてる」は光を乱反射して周辺に拡散させることができる反射シートです。
光を腹側(脚側)から当てて行動を抑制し、加えて赤色LEDも当てることで行動を攪乱させます。さらに、虫ブロッカー赤を照射させるだけでは届きにくかった葉裏、樹間、柱の陰などにも赤色LEDを照射することができます。これによりアザミウマの活動を大きく抑制して吸汁や交尾・産卵の頻度を軽減する期待が高まります。
虫ブロッカー赤の赤色LEDはハウスで放飼する訪花昆虫のミツバチやマルハナバチ、天敵のカブリダニ類などへの影響はありません。また、紫外光も含まれないため虫を引き寄せる効果もありません。赤色LEDは殺虫剤のように訪花昆虫や天敵に危害を与えないため安心してご利用いただけます。
農作物の種類 | お客様の声 |
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イチゴ | 5月末までのスリップス被害が例年と比べると断然少なくなった。 |
ネギ | 2.5haのうち、例年最もアザミウマ被害がひどい2反のハウスに導入。もともと少ない年で他のハウスも少ないが、導入ハウスは全くと言っていいほど出ていない。 |
ニラ |
1サイクルと50日無防除達成。50日後スリップス出てきたので防除する。1週間ごとに農薬散布していたのを1サイクルに1回に減らせた。 |
バラ | 農薬散布が激減し、手間がかからなくなった。身体的にも農業被ばくの心配が減り、家族全員で安心感が増した。 |
カーネーション | 薬散で駆除しきれないアザミウマは定期的に手作業で取り除いているが、今期はその作業が一切いらない。 |
【農業生産法人(サンチュ)】
虫ブロッカー赤を69台導入していただきました
〈2023年8月ご訪問時のお客様の声〉
今年はアザミウマが大発生し被害に困っていたところ、インターネットの検索でセイコーエコロジアの「虫ブロッカー赤」の存在を知りすぐに導入を決めました。納品がとても早くて大変助かりました。導入後は被害が1割に減るほど絶大な効果を実感。その後アザミウマが再び増え始めたことから、虫ブロッカー赤は捕虫器や農薬等の他の資材と併用することでアザミウマ対策を強化できるツールの一つであると思います。迷っているなら絶対に導入することをオススメします!
虫ブロッカーには「連結タイプ」「単独タイプ」の2機種があるようですが、単独タイプとはどのような仕様ですか。
単独タイプは本体同士の連結ができません。本体1つにつきコンセントが1つ必要です。コンセントが複数ある場合や専用延長コード代が勿体ないと思う場合は単独タイプが良いと思います。
単独タイプは連結タイプのように延長コードを繋いで増設することができないので、今後複数台の導入を検討する場合は連結タイプを使用することを勧めます。
屋外でも使用できますか?
使用できます。
IP67準拠の防水性能を備えているので露地栽培でも問題ありません。
アザミウマが大量発生している圃場へ設置した場合は密度や被害を減らせますか?
徐々に減少しますが急激な減少は難しいです。アザミウマの密度が低い時から設置する、あるいは殺虫剤を散布して密度を低くしてからの設置を推奨します。
赤色LEDが植物に悪い影響を及ぼすことはありますか?
虫ブロッカー赤を設置する高さが植物体に接近している場合、半径数m内で多少徒長ぎみになるという報告を一部受けています。ただし気にならない程度という声も挙がっています。
耐用年数を教えてください。
5~10年程度が目安です。
導入して8年目の農場では今も問題なく使用し続けています。