選ばれる理由
畜舎での伝染病発生を防止する
野生動物の接触は畜舎における伝染病の感染経路の一つです。特に家畜伝染病に指定された疾病が発生すると病気の種類によっては殺処分などを実施しなければならず、農業経営に大きな打撃を与えるとともに、その地域での畜産物が売れなくなる原因にもなります。バードネットは病原菌を保有している野鳥の侵入を防ぎ、疾病の発生を防止する効果が期待できます。
優れた強靭性で家畜や作物を守る
縦糸と横糸の交差点を縦方向と横方向へ延伸式に融着しているため、縦・横・斜めのどの角度に負荷がかかっても、強度があり破れにくい構造です。結節部がずれることがないため、目合いが広がらず野鳥の侵入を防ぐ可能性が高くなります。一体成型されたネットは、厳しい環境にさらされる圃場でのハードユースにも耐えることができます。優れた耐久性により繰り返し使用することができ、長期的に防鳥ネットを使用する予定の圃場で使えば経済的です。
軽量で使いやすく作業効率を高める
細いポリプロピレンで作られているバードネットは㎡あたりの重量が15gと軽量で、吊るしやすく作業性に優れていています。編み込み型のネットと違い交差点が融着されていますので、目ズレやほつれがおこりません。そのため、ネットを張るときも片づけるときも絡みを気にせず作業を行うことができます。また鳥がネットに絡まってしまう事故も発生しにくくなりますので安心してご使用いただけます。交差点がほつれないため自由なサイズにカットすることができ、細かな隙間の対策も可能です。破損個所の修理を実施しやすいという特長があります。
強風でも使用できる
風が抜けやすく通気性に優れていているため、強風で舞い上がることがほとんどありません。一体成形ネットのため編込み型ネットに比べて形が崩れにくいとう特長があります。人の手ではコントロールすることができない天候に左右されず使用することができます。
実はエコロジーな原料
バードネットの原料であるポリプロピレンは、石油を重油などに精製した際に余ったナフサとよばれる部分から作られています。昔は利用価値がなく廃棄されていた部分ですが、技術開発が進み資源を有効に活用することができるようになりました。石油は数億年前の生物の死骸が堆積してできた自然由来の原料ですから、自然の恵みをまさに有効活用しているといえます。