植物の根に共生する有用土壌微生物アーバスキュラー菌根菌は、
植物のリン酸吸収を促して、
生育促進、収量改善、環境ストレス耐性に貢献します。
高濃度アーバスキュラー菌根菌資材のキンコンバッキーは、
有機栽培下の宿主植物から生産した非遺伝子組換えの菌根菌を使用しています。			
| 1袋(100g) | ¥13,200(税込、送料別) | 
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●2袋以上をご注文の方は1袋あたり1000円を割引致します(指定場所一括配送に限ります)。
●送料を1100円(税込)頂戴しております。
●5~25℃の冷暗所で保管してください(保管方法の詳細は製品スペックをご参考ください)。
●使用期限は商品ラベルに記載します。
 
	
					・収穫量アップに大きく貢献
・根量(細根)の増加
・定植後に根の活着と伸長を改善
 
	
					・水和タイプの菌根菌資材
・灌水やドブ漬けで菌根菌処理ができる
・種子粉衣もできる優れもの
 
	
					・土壌微生物を利用した農業に興味が高い
・肥料価格高騰対策を考えている
・肥料を削減した栽培を目指している
 
					 
					2025年、平安山貴英さんの“ふさこがね”“にじのきらめき”では10aあたり10俵以上の収穫ができました。
・田植えの約1か月前に1000倍希釈水を箱あたり500mlジョウロで灌水した。
・中干し期には茎が太く硬くなった。
・猛暑渇水状況かつ、耐乾燥性に期待して条件が悪い水田であえて栽培したが例年以上の収量だった。
・トウモロコシにも利用し、2~3Lの割合が前年の20%増加した。
>>>インタビュー記事はここをクリック
猛暑渇水状況で水稲“ふさこがね”“にじのきらめき”の収量が例年以上に!!AM菌資材キンコンバッキーが耐乾燥性能を発揮|平安山農園
 
					 
					中村さんの砂丘地ラッキョウでは植え付け前の粉衣処理で大玉率が大幅アップしました(2シーズン通しての結果)。
・2023-2024年シーズン、例年生育が劣る圃場で大玉率が7%アップする改善がみられた。
・2024-2025年シーズン、9-11月の高温の影響があるものの頑張って生育している。
・2024-2025年シーズン、12月において、根の様子が明らかに異なり側根が増加している。
・2024-2025年シーズン、不作の年でも豊作の結果で、L規格率が非常に高くなった。
>>>インタビュー記事はここをクリック
キンコンバッキー粉衣処理でラッキョウの大玉率が7%アップ!!調査結果で解る菌根菌による生育と収量の改善効果|中村農園
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| 製品仕様 | |
|---|---|
| 商品名 | キンコンバッキー | 
| 内容量 | 100g | 
| 菌根菌 | Glomus intraradices(グロムス属) | 
| 菌数 | 20,000 以上(propagules/g) | 
| 対象植物 | 野菜、花卉、作物など(アブラナ科、タデ科(アカザ科)、ヒユ科などAM菌が共生できない植物があります) | 
| 希釈倍率 | 1000~2000倍 | 
| 使用目安 | 【水和】 | 
| 保管温度 | 5~25℃ | 
| 使用期限 | 商品本体のラベルに記載します。 なお、使用期限は5~25℃で保管した場合であり、この温度帯を外れて長期間保管した場合は使用期限に関わらず菌根菌が死滅してしまう恐れがあります。予めご確認ください。 菌根菌は生き物です。使用期限に関わらず早めに使い切って下さい。 | 
| 商品到着後の保管方法 | 商品到着後の翌日以降に使用する場合は、できるだけ早く5~25℃で保管してください。 | 
| 使用上の注意点 | ① ② ③ ④ ⑤ | 
| 安全上の注意 | ① ② ③ | 
| 販売元 | 株式会社セイコーステラ | 
キンコンバッキーは20,000propagules/g以上のアーバスキュラー菌根菌を含有しています。
有機栽培下の宿主植物から生産した非遺伝子組換えのアーバスキュラー菌根菌を使用しており土壌環境に対して安全に使用することができます。アーバスキュラー菌根菌は植物の根に共生して土壌中のリン酸を植物に供給するため植物はリン酸吸収に起因する生育が促進され、さらに、耐乾燥性を高めることも知られており近年の高温に対する有効性が期待されています。リン酸栄養が多すぎない圃場の方が活発に活動することがわかっており減肥による肥料価格高騰対策としても貢献できます。キンコンバッキーは植物の環境ストレス耐性を高める効果があることからバイオスティミュラント資材としても注目されています。
>>>菌根菌をもっと知りたい方はこちら!!
アーバスキュラー菌根菌とは?リン酸供給の働きと籾殻による活用法
菌根菌とは?菌根菌の利用方法や増やし方について解説
| 期待できる効果 | |
|---|---|
| 生育促進(地上部) | 茎径増大、草勢良好、花数増加、開花良好、結実良好、果重増加 | 
| 生育促進(地下部) | 根量増加、根域拡大 | 
| 環境ストレス耐性 | 耐乾燥性(高温対策) | 

アーバスキュラー菌根菌は植物の柔らかい根に共生しやすいため育苗中の使用が最適です。
水和する場合は希釈倍率1000~2000倍に、粉衣する場合は反あたりの種子に対して15gが目安です。実際に根を染色して共生を観察してみると、茎に近い太く硬くなった根よりも、根端の細く柔らかい根の方が共生している確率が高いです。つまり、生育が進んで成長した株ほど株元には太く硬い根の領域が広いため、株元に希釈水を灌水しても共生する確率が低くなってしまうわけです。できるだけ早期の適切なタイミングに使用することを推奨しております。
【よくある質問①】
1作に1回の使用で問題ありませんか?
【ご回答①】
1回で大丈夫です。高濃度のため十分に共生します。
【よくある質問②】
キンコンバッキーは化学農薬の影響はありますか?
【ご回答②】
育苗期間は予防・防除による農薬散布が多くなりますが、キンコンバッキーと相性が悪い農薬が一部あります。相性が悪い農薬は使用に注意が必要です。お問い合わせをいただければキンコンバッキーと農薬の相性を調べます。
お問い合わせの方はここをクリック

キンコンバッキーの主なユーザーは農家ですが、研究機関や教育機関への納入実績も着実に増えています。
キンコンバッキーは単一の菌を封入しているため研究に用いやく、国公立大学、私立大学や農業大学校など菌根菌研究のエキスパートの先生にも使用していただいています。菌根菌学を専門とする大学教授に伺ったところ、「キンコンバッキーに含まれるGlomus intraradicesは全国の土壌に見られるオールラウンドなアーバスキュラー菌根菌で色々な植物に様々な効果が得られる」とのことでした。セイコーエコロジアに寄せられる農家からの感想は「果実重の増加」「花数の増加」「水不足でも乗り切る」などが多く、結果的に収量改善の効果がみられています。
セイコーステラの委託先の大学によってキンコンバッキーと植物の共生関係の調査を進めています。調査によって植物ごとに「共生までの期間」「キンコンバッキー使用量」などを明らかにし、より多くの農家さまにキンコンバッキーを導入していただける情報収集を行っています。情報が収集でき次第、本ページで情報共有を行っていきます。
| 聞き取り日 | 都道府県 | 品目 | お客様の声 | 
|---|---|---|---|
| 2025年8月 | 埼玉県 | 水稲 | <A社>晩生の水稲品種を畑で栽培しています(湛水無し)。キンコンバッキーは籾種40kgに対して200gを粉衣しました。8月下旬時点で出穂前ですが水田で栽培したように生育しています。胞子密度が高いキンコンバッキーを選択して今のところ正解だったと感じています。 | 
| 2025年10月 | 三重県 | 水稲 | <T.Mさん>育苗時に箱あたり1000倍希釈水500mlを灌水しました。茎が太く、有効分げつが増え穂も長く、収穫中も緑が濃い状態でしたが実はパンパンに詰まっていました。特に早生品種が良く、にじのきらめき・ひとめぼれ・キヌヒカリ・きぬむすめ・てんこもり・ミルキープリンセスが多収になりました。猛暑で水も少なかったですが乳白米は少なく、粒も大粒になり、例年の20%以上(反あたり1~2俵アップ)の収量になりました!菌根菌人気は来年爆発すると思います! | 
| 2025年9月 | 熊本県 | 水稲 | <O.Yさん>“くまさんの輝き”を栽培しています。出穂期には株元を掴むと硬くガッシリしていることがわかりました。収穫直前ですが例年よりも伸びが良いとスタッフと話しています。穂が垂れるのが1週間ほど遅かったので株が丈夫だったことが影響しているかもしれません。収穫が楽しみです。 | 
| 2025年9月 | 佐賀県 | 水稲 | <K.Hさん>“夢しずく”を栽培しています。現在収穫最中での感想になりますが、今年は暑くて少雨の厳しい年でした。キンコンバッキーを使っていない水田は真っ白になってしまいましたが処理区は平年並みの収穫が見込めそうです。少雨を乗り切ったところを見ると耐乾燥性は得られたと感じたので、来年は乾田直播の挑戦を考えています。 | 
| 2025年4月 | 鹿児島県 | ネギ | <農事組合法人E>2024年は育苗時に2000倍希釈で施用し定植後も順調に生育したので楽しみだったのですが夏場の天候不良で結果が見られませんでした。今年もネギでチャレンジをして、更に水稲にも使ってみます。 | 
| 2025年6月 | 島根県 | ネギ | <T.Yさん>色々な試行錯誤を同時に行っていますが2024年はネギが太り、揃いも良かったです。8月に雨が全然降らず乾燥で20-30%がダメになってしまいましたが、キンコンバッキーの耐乾燥効果でこの程度の被害で済んだのかもしれません。 | 
| 2025年3月 | 静岡県 | ニンニク | <H.Mさん>2024年10月に購入しました。種子粉衣をしてから播種して現在収穫直前の時期です。地上部は例年より大きくなっているので収穫が楽しみです。 | 
| 2025年8月 | 静岡県 | メロン | <Y.Nさん>新規就農です。種子粉衣をして育苗した苗を定植したところ茎が太くなり丈夫な樹になったことで無事収穫まで走り切りました。次作では定植前の苗に希釈水を灌水して使ってみたいと考えています。 | 
| 2025年8月 | 埼玉県 | キュウリ | <A.Oさん>定植時に2000倍希釈水をドブ漬けしました。“まりん”という2本成り品種は栄養状態が悪いと1本が萎んでしまいます。キンコンバッキーのP吸収能によって確実に2本獲れることを期待しています。 | 
| 2025年10月 | 福岡県 | キュウリ サトイモ | <M.Tさん>キュウリ種子を2000倍希釈水に浸漬し、更に定植前に2000倍希釈水にドブ漬けしました。根が地下深くまで張るように工夫をしていますが今年はキンコンバッキーがかなり貢献しました。例年は10aあたり25-30箱で収穫に波がありますが今年は毎日50-70箱です。まだまだ獲れましたがサトイモの切り替え時期なので渋々終了しました。サトイモは2000倍希釈水に浸漬してから播種しました。この時期でもまだ青々しており株あたり100個以上の過去最高収量を見込んでいます。 | 
| 2025年6月 | 宮﨑県 | キュウリ | <K.Sさん>2024年9月に購入しました。周辺は、今期は獲れている農家と獲れていない農家に二分されましたが当農園は過去最高の収量を得ることができました。ハウスの元々のポテンシャルが異なるので今後検証する必要がありますが、他社AM菌とキンコンバッキーで比較するとキンコンバッキーの方が良い結果でした。 | 
| 2024年12月 | 宮﨑県 | サツマイモ | <M校>2024年4月に購入しました。バイオ炭とキンコンバッキーを併用して収量調査を行った結果、収量が増加する傾向が見られました。施用方法は2000倍希釈水につる苗をドブ漬けしました。現在は後作の土壌改良に影響するのか調査を進めています。 | 

キンコンバッキーに含まれるアーバスキュラー菌根菌は地球上の植物の80%以上の種に共生できると言われています。国内で栽培されている多くの農作物に共生することができ、野菜や作物など多岐に及びます。キンコンバッキーに特にお勧めする植物は栽培期間が長い植物、根量が少ない植物、花数が多い植物などです。
| 分類 | キンコンバッキーの納入実績(使用実績) 2025年10月時点 | 
|---|---|
| 野菜 | イチゴ、トマト、ミニトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、ゴーヤー、ソラマメ、ズッキーニ、カボチャ、長ネギ、ラッキョウ、ニンジン、ニンニク、レタス、トレビス、空心菜etc. | 
| 花卉 | マリーゴールド、トルコギキョウetc. | 
| 作物 | 水稲(湛水・乾田直播)、陸稲、もち米、トウモロコシ、ソルガム、ムギ、ダイズ、アズキ、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモetc. | 
| その他 | 牧草、セスバニア、フェイジョア、葡萄山椒、ミシマサイコ、タバコetc. | 
| 分類 | キンコンバッキーが共生できない植物 | 
|---|---|
| アブラナ科 | キャベツ、ブロッコリー、コマツナ、ハクサイ、ダイコンetc. | 
| タデ科 | ソバ、ルバーブetc. | 
| ヒユ科 | ホウレンソウ、アマランサス、キヌア、テンサイetc. | 
農事組合法人エコファーム永池 久松淳一さま
栽培植物:水稲、ネギ
水稲面積:ヒノヒカリ(19ha)
     にじのきらめき(0.7ha) 
     あきの舞(20a)
購入歴 :2024年2月 4袋
     2025年3月 3袋
【エコファーム永池について】
鹿児島県伊佐市の中山間地で水稲とネギを栽培しています。特別栽培米の基準で栽培するコメは九州米サミットで複数回の受賞歴があり“伊佐米 永池ひのひかり”としてふるさと納税の返礼品として出品されています。キンコンバッキーは2024年から使用していただき良い傾向を感じながら使用を続けていただいています。夫婦の田の神さぁが見守る田んぼでキンコンバッキーを使ったヒノヒカリが順調に育ちました。
<2025年9月のご訪問にて>
昨年ネギに使ってみたところ良い傾向が見えられたので今年2025年は当社メインの水稲に使ってみることにしました。種子は温湯消毒しています。シートを敷いて箱を広げ、発芽直後のまだ白いときに動噴で1000倍希釈水を灌水しました。水やりは灌水チューブを使い、約25日間育苗をして田植えをしました。キンコンバッキーと箱剤に相性があるので間違えないように注意をしました。
今年の伊佐市の米は豊作傾向が見えていますが、キンコンバッキーを使ったヒノヒカリは茎が硬く、実りも良いのでかなり期待しています。
<2025年10月の電話ヒアリングにて>
ヒノヒカリの収穫は9月下旬に行いました。予想されていた通り伊佐のヒノヒカリは豊作で、当社は570~580kg/10aの収量でした。この収量は今年の地域平均並みですが、他所の農家さんよりも倒伏は随分少なかったので収穫し易かったです。粒も大きく、屑米も少なかったです。キンコンバッキーの効果で乳白米が減少するそうですが、当地域では今年は全体的に乳白米が少なく違いはわからなかったです。
 
	
													 
	
													 
	
											菊屋菜穂子さま
栽培植物:水稲(ふさおとめ、コシヒカリ)
購入歴:2025年3月 1袋
【菊屋さんと千葉県立農業大学校の環境保全型農業の取り組み】
「めだか米」は絶滅の危機に瀕する野生メダカを保護する目的で水田に放流して栽培したお米です。菊屋さんは農業大学校の協力を得ながら環境に配慮したブランド米栽培に取り組んでいます。
千葉県立農業大学校病害虫専攻教室の清水敏夫先生は低コストで作成可能なジャンボタニシ駆除トラップを開発し「第1回みどり戦略学生チャレンジ」で受賞、同トラップの特許を取得(特許第7228731号)するなど意欲的な地域活動を行っています。「トウキョウサンショウウオ米」は千葉県立農業大学校が中心となって栽培するブランド米です。
<2025年7月9日のご訪問にて>
【菊屋さん】
4月上旬に菌根菌処理、4/29に田植え、7/1に中干しが終わりました。田植えから51日目の6/19、それまでは目に見える違いは感じませんでしたが中干し開始頃から急激に分げつが増えてきました。茎が太く、緑が濃いので栄養をたくさん吸収しているように感じます。
写真3枚目:左が無処理、右が菌根菌処理
【清水先生】
九十九里地域はジャンボタニシが激発しており対策を施さなければ水稲栽培が壊滅状態になってしまいます。ジャンボタニシは田植え後の柔らかい幼苗を食害しますが無湛水条件で行動が抑制されます。アーバスキュラー菌根菌による水稲の耐乾燥性付与を期待して、無湛水条件において水稲の初期生育を維持できればジャンボタニシの食害を避けることができると考えています。
【セイコーエコロジア小島】
アーバスキュラー菌根菌が植物根に共生するにはおよそ1か月の時間を要します。共生後にリン酸や水などを植物に供給するため、水稲の場合は中干し期の分げつが活発になる頃に違いが見られるようになり、分げつ数や茎径が増加します。有効分げつが進み、穂数を確保することで増収を期待します。今のところ菊屋さんの水田は良好な変化が観察できていると考えています。
 
	
													 
	
													 
	
													 
	
											齋藤牧場 齋藤吟さま
飼育頭数:160-170頭(主に乳用牛を飼育)
栽培植物:牧草(メドウフェスク、チモシー、ペレニアルグラス)
牧草面積:85ha
購入数量:2024年5月 95袋
【キンコンバッキー使用方法】
種子粉衣
<齋藤牧場について>
明治時代の曽祖父の代から続く牧場で、かつては軍馬を、現在は乳用牛を牧畜しています。明治期に竣工したとされる建築物が現代まで保存されており、歴史的価値が高いため重要な郷土財産になっています。齋藤牧場を管理する当代の斎藤吟さんは4年前から極力化学肥料を使用しない牧草栽培を実践しています。
<2025年4月のご訪問にて>
フロストシーディングという方法で冬期に播種をし、キンコンバッキーは播種前に種子粉衣をしました。酪農における牧草栽培では収穫量を重視した考えが強く、化学肥料をどんどん投入する栽培方法が一般的です。しかし、化学肥料の多投は地力の低下を招いてしまい、意に反して収穫量が低下してしまうことが地域で問題となっています。当牧場では4年前から播種前に堆肥のみを散布して、必要がある場合だけ化成肥料を追肥しています。キンコンバッキーを施用した前回の収穫では良い傾向が得られたと感じています。
・例年2番草までの収穫だったが、今回は3番草も収穫できた。
・牧草の成分検査でリン酸やマグネシウムなどのミネラル成分の含有バランスが良くなる結果が得られた。
・牛の食いが良くなったと感じる。
 
	
													 
	
													 
	
											ひでまる農園 宮木秀彬さま
栽培植物:カンキツ(早生みかん、紅甘夏、ポンカン、ネーブルetc.) 
     サツマイモ(品種:紅はるか)
購入数量:2024年10月 1袋
【ひでまる農園について】
温暖な浜松市で十数品種のカンキツを栽培するひでまる農園。キノコ菌床が主原料の有機肥料を使用し、なるべく化学農薬を使わず栽培しています。カンキツ類の他にもサツマイモを栽培して4年目。手間をかけずに高品質なものを作ろうと草生有機栽培に取り組んでいます。
<2025年7月のご訪問にて>
【サツマイモ】
2000倍希釈水に蔓(ツル)の5節位(20-30cm位)まで浸してから定植しました。草生有機栽培をしているのであえて除草をしていません。例年は植え付けた20%位は植付後に萎れてしまいますが、キンコンバッキーを使用した今年は1本も萎れませんでした。ここ数年は暑過ぎるのでサツマイモに水やりをしていますが、例年はこの時期まで10回ほど行っているところ今年は1回だけなので耐乾燥効果が得られていると思います。
【カンキツ】
鉢上げの時に1000倍希釈水を数分間ドブ漬けしてから大きな鉢に植え替えました。菌根菌の効果はまだわかりませんが今後目に見える効果が出てくることを期待しています。
<2025年10月の電話ヒアリングにて>
【サツマイモ】
10月上旬頃に収穫をしました。昨年より1週間早めています。形も良く、株あたりの収量が随分と増えました。豊作の結果だったので今年は良い収穫ができたと思っています。
 
	
													 
	
													 
	
													 
	
											使用期限の目安を教えてください。
使用期限は1年間程度のものを出荷しています。
しかし、本品は生き物(菌根菌)なので使用期限に関わらず購入後はなるべく早めに使い切ることをお勧めします。
希釈倍率を1000倍より濃くしても問題ありませんか。また薄くしても良いですか。
問題ありません。
希釈水の濃度が濃い方が共生確率が高まります。一方、薄くする場合は植物あたりの希釈水使用量を多くする必要があるため、結果的に施用するキンコンバッキーの胞子量は変わりません。
キンコンバッキーは水和や粉衣が推奨とのことですが、土壌に混ぜ込んで使用しても問題ありませんか。
問題ありませんが推奨しません。
もし混和する場合は苗床やポットなどに使用する培養土に限った方が良いでしょう。ただし、培養土に対する使用量の目安は検討しておらず不明です。また、本圃に使用する場合は植物根とキンコンバッキーの遭遇率が下がり、従って共生率も下がってしまい十分な効果が期待できないと考えております。
キンコンバッキーの共生にはどの位の時間を要しますか。
多くの場合は約1か月の時間を要します。
共生後にリン酸吸収などの効果を徐々に発揮するので、資材を使用して直ぐに効果が見られるものではありません。
アーバスキュラー菌根菌の共生はどうやって確認できますか?
専門の研究機関によって特殊な化学薬品で染色した植物の根を顕微鏡で観察しなければ確実な共生判断はできません。圃場で共生を確認する手段としては無処理区と処理区を設けて生育具合や収穫量などの違いで判断するしかありません。なお、弊社は専門研究機関の紹介を行っておりません。
普段は定植前に苗に水を吸水させています。この水をキンコンバッキー希釈水にしても問題ありませんか。
問題ありません。
いわゆるドブ漬け処理として推奨しております。但し、農薬と混合した溶液を使用する場合は注意が必要です。
農薬名を明記の上、弊社にご連絡をください。
弊社お問い合わせはここをクリック
果樹の苗木にキンコンバッキーを使用できますか。
使用できます。
しかし果樹は草本と比較して根が硬く、菌根菌の共生率が高まらない可能性があります。もしご利用される場合は定植前の苗木の根部にキンコンバッキー希釈水を浸漬する、定植直後にキンコンバッキー希釈水を株元に灌水するなどの方法を試してみてください。
大きく成長した果樹へはどのように使用しますか。
成木への使用は共生の期待が小さいため推奨しておりません。経験がないため適切なご案内ができませんが、どうしても使用したい場合は樹の周りを囲うように灌水してみてください。菌根菌は細根から共生しやすいです。
水耕栽培の養液にキンコンバッキーを投入してもよいですか?
経験がありませんがお勧めできません。
アーバスキュラー菌根菌は好気性の土壌微生物であり水中では生存できません。例えば、アーバスキュラー菌根菌は水稲に共生することができますが、育苗時に共生させてから田植えを行います。
キンコンバッキーと、その他の微生物(微生物資材)を一緒に使用しても問題ありませんか。
共生の阻害になる可能性が高いため使用には注意が必要です。
バチルス菌(納豆菌etc.)、トルコデルマ菌、その他微生物資材の同時使用は控え、使用する場合はキンコンバッキー使用後3週間~1か月の期間をあけてご使用ください。
農薬とキンコンバッキーを混合してもよいですか?
農薬名を明記の上、弊社にご連絡をください。
キンコンバッキーに含まれるグロムス属のアーバスキュラー菌根菌は一部の農薬成分に耐えることが調べられています。
しかしながら、基本的にはアーバスキュラー菌根菌は農薬に弱い微生物です。相性が悪い農薬を使用すると胞子が発芽しなくなり死滅してしまう恐れがあります。取り分け浸透性がある農薬とは相性が悪いです。
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キンコンバッキーと相性が悪い農薬を使用する場合、キンコンバッキー使用時期に対してどの位の期間を開ければ影響が出なくなりますか?
相性が悪い農薬を使用したい場合は、使用前2週間、使用後4週間は農薬の使用を避けてください。この期間を避ければ相性が悪い農薬でも使用することができます。
アーバスキュラー菌根菌が植物根への共生に要する時間は1か月程度です。つまり、キンコンバッキー使用後1か月以内に相性が悪い農薬を使うと、キンコンバッキーに含まれるアーバスキュラー菌根菌が死んでしまう可能性が高くなります。
キンコンバッキー希釈水を葉面散布しても効果はありますか?
大きな効果が得られないでしょう。
キンコンバッキーに含まれるアーバスキュラー菌根菌は植物の根に共生する土壌微生物です。植物の葉、茎、花弁などには共生しません。葉面散布の際に土壌に滴り落ちた希釈水が偶然根に共生することは考えられますが、共生確率は低いでしょう。希釈水が葉、茎、花弁などを濡らすことに問題はありません。
アーバスキュラー菌根菌は胞子で増殖するそうですが、キンコンバッキーを使用すれば翌年は胞子が残存するはずなので、一度使用すれば共生の循環は可能でしょうか。
キンコンバッキーでそのような検討をしたことがないので解りかねます。
胞子は残ると思いますが、土着菌根菌との競合に負けることも考えられるので、翌年以降にキンコンバッキーの胞子が特定の農作物(栽培植物)に共生する確率や数は減少すると考えられます。
前回購入した時とラベルが違っていました。中身も違うものになったのですか。
ステッカーラベルが異なっていても内容物は全て同様です。ご注文のタイミングによってランダムで発送させていただいております。