てるてるの使用例① (ブドウ)
てるてる は特殊な繊維構造で作り上げることで
高い反射性能と赤外線遮蔽効果を実現した高性能乱反射型光反射シートです。
太陽光を嫌うアザミウマに対して高い忌避効果を期待でき
果樹や果菜類では色付けの促進や色ムラを抑制することができるため
害虫忌避と果実着色のダブル効果を実感できます。
<製品番号:101> てるてる 650mm×50m(無孔)
1~5本をご注文の場合 | 8,800円(税込・送料別) |
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6本以上をご注文の場合 | 7,480円(税込・送料込み) |
<製品番号:102> てるてる 650mm×50m(有孔)
1~5本をご注文の場合 | 11,770円(税込・送料別) |
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6本以上を注文の場合 | 10,120円(税込・送料込み) |
孔サイズ6mm、200mm × 200mmピッチになります。
<製品番号:103> てるてる 1300mm×50m(無孔)
1~3本をご注文の場合 | 16,500円(税込・送料別) |
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4本以上を注文の場合 | 14,300円(税込・送料込み) |
<製品番号:104> てるてる 1300mm×50m(有孔)
1~3本をご注文の場合 | 19,470円(税込・送料別) |
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4本以上を注文の場合 | 16,830円(税込・送料込み) |
孔サイズ6mm、200mm×200mmピッチになります。
農薬が効かないので防除しきれない。一度発生し始めるともう止まらなくなってしまう。
アザミウマ対策はひと通りやってみたが…
粘着シート、防虫ネット、光反射板…どれも試してみたけど、もう打つ手がない。
葉っぱの陰の果実に光が届かない。天候不順で果実の着色が悪い。果実の色付きを良くしたい。
製品番号 | 101 | 102 | 103 | 104 |
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製品仕様 | てるてる 650mm×50m (無孔) |
てるてる 650mm×50m (有孔) |
てるてる 1300mm×50m (無孔) |
てるてる 1300mm×50m (有孔) |
色 | 白色系 | |||
厚さ | 0.14 mm | |||
孔あけ仕様 | ― | 孔サイズ:6 mm ピッチ :200 mm |
― |
孔サイズ:6 mm |
分光透過率 | 紫外線 (240~400 nm) 8.9 % 可視光線(400~800 nm) 13.9 % 近赤外線(800~2600 nm) 21.8 % |
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分光反射率 | 紫外線 (240~400 nm) 88.1 % 可視光線(400~800 nm) 85.1 % 近赤外線(800~2600 nm) 69.9 % |
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導入実績例(野菜) | イチゴ、キュウリ etc. | |||
導入実績例(果樹) | リンゴ、ブドウ、モモ、イチジク etc. | |||
製造元 | 日新商事株式会社 |
極細繊維の合成紙とポリエチレン製補強材「ワリフ」の複合シートで成るてるてるは、太陽光を乱反射的に拡散する機能を持っています。この機能によって日中に太陽照射角度が変わっても、葉裏や樹の陰面に太陽光を届けることができます。
背光反応を習性とするアザミウマ類やコナジラミ類などの飛翔害虫は太陽の位置を頼りに姿勢を保っています。てるてるの拡散反射効果によってアザミウマなどの行動を抑制し、繁殖や栽培エリアへの侵入を防ぐ効果を期待できます。
また、太陽光の拡散反射効果は果実の着色を補助します。果実の色付きがムラになりがちなイチゴ、リンゴ、ブドウ、モモなどでは天候不順の年も着色を促進します。
アザミウマは赤色の光源を嫌う習性があり、波長にして657 nmほどといわれています。アザミウマは波長657nmの赤色の光を照射されると視覚が正常に働かず行動が抑制されてしまいます。アザミウマ対策に赤色防虫ネットが利用されていることは、アザミウマの赤色を嫌う習性を利用したもので、赤色の光源でも同様の行動抑制効果が期待できます。
虫ブロッカー赤はピーク波長657 nmの赤色LED光を照射する農業ハウス向け防虫灯です。虫ブロッカー赤を設置したハウスにてるてるを設置すると、これまで以上に強力なアザミウマの行動抑制効果を期待できます。
一般的な白色拡散フィルムや不織布は光を反射するため地温抑制に効果的とされています。てるてるは白色にも関わらずこれらの資材よりもさらに高性性能に光を反射するため、シルバーマルチと同等の地温抑制効果を得られます。
夏場のハウス栽培や夏に収穫期を迎えるブドウやモモなど、地温を上げすに栽培管理することができます。
てるてるは光の拡散反射機能をもっています。このことは目に入る光を分散させる性能に優れているということで、眩しさを低減する性能が優れているとも言い換えられます。
てるてるはシルバーマルチよりも眩しくないため作業者の作業効率を抑制しません。眩しさを抑えつつ、害虫忌避と果実着色の効果を得ることができます。
化学農薬に頼った農業では害虫を抑えきれなくなってきました。害虫防除には様々な予防・防除方法を用いることが主流になってきており、てるてるの使用はIPMのなかでも「物理的防除」の考え方に適合します。
物理的防除はいくつかの手法を用いることで成果が表れやすい傾向があるため、てるてるを物理的防除の一員に加えることを検討してみてはいかがでしょうか。
てるてるの上を歩いても破れませんか?
破れる可能性があります。地表に敷いて使用する場合は極力踏みつけないようにしてください。たとえば、畝間の通路に敷くことは破れの原因になります。この場合、畝の肩~株元に間に敷くことが推奨されます。
てるてるは防草シートの代わりになりますか?
なりません。防草能力は一切ありません。
てるてるが汚れたら高圧洗浄機で洗浄できますか?
できません。強い圧力で洗浄すると破損の原因になります。てるてるが汚れてしまい、洗浄する必要が発生しましたら軽い水洗いが最も適当です。
地温の抑制効果が高いとのことですが、冬にてるてるを地表に敷いたら地温はどうなりますか?
また、夏の場合も教えてください。
冬にてるてるを地表に敷くと、地温が上がりにくくなります。たとえば、冬作物に白マルチを使用すると、地温が上がらず生育抑制になりますが、これと同等の現象が発生します。
夏の場合は地温を上げない効果があるため、気温や地温が下がりきらない時期に作付けされている方はてるてるで地温の上昇を抑えることができます。
てるてるを使用すれば、雨の日や曇りの日でも晴天日と同程度の照射効果を得られますか?
得られません。てるてるは光を反射(拡散反射)させる資材です。太陽光の照射を増幅させる機能はもっていません。天候不順のときは、貴重な晴天日を最大限活用するための補助的な役割をてるてるは担っています。
てるてるの有効使用年数を教えていただけますか?
製造元による期待寿命は3年~5年になります。ご使用状況や環境によって変動しますのでご了承ください。
てるてるに表裏はありますか?
あります。つるつるしている面(光っている面)が裏です。
てるてるを使用するとアザミウマを殺虫できるのですか?
殺虫はできません。いわゆる「忌避」の効果を期待します。アザミウマは太陽光を様々な角度から照射されると自分の居場所がわからなくなり行動が抑制されてしまいます(背光反応の応用)。これにより、給餌と交尾の行動に異常は発生するため、徐々に個体数が減少し密度が小さくなっていきます。アザミウマに対する赤色LED光の効果は太陽光のときと少し似ていますが、アザミウマの目では赤色LED光を見て捉えることができないといわれています。目が見えない状況ではアザミウマは行動を抑制されてしまい、給餌や交尾に支障をきたしてしまいます。このアザミウマの習性を逆手にとり、てるてるを利用してより大きな効果を期待することができます。