選ばれる理由
簡単操作で楽々炭化
しんちゃんでの籾殻くん炭づくりは、とても簡単。生の籾殻をドラム缶型炭化器に投入し、着火するだけです。ブロワーから空気が送り込まれて1~2時間で簡単に籾殻くん炭が出来上がります(籾殻の種類や含水率により時間は前後します)。面倒な調整や操作を覚える必要がありません。交換用キャッチャーがついているため、ドラム缶型が冷めるのを待たずに次の籾殻くん炭づくり取り掛かることができます。
>>>詳しい操作方法を知りたい方はお問合せ CONTACT USからご連絡ください
籾殻をドラム缶型炭化器に入れる
ドラム缶の蓋を閉め、もみ殻の上に丸めた新聞紙を置き、灯油をかけて着火する
キャスターで取出し驚きのスピード!籾殻なら約200Lを1時間で炭化
籾殻を炭化するには 2~4時間かかるといわれています。しかし「しんちゃん」に付属のブロワーは、ダイヤル操作で内部に取り込む空気量を調整できるため、空気量を多く送り込むことで水分量15%未満の籾殻なら約200Lを約1時間で炭化することが可能です。ドラム缶の交換作業は必要ですが、約5時間でおよそ1フレコン分の生の籾殻を処理できます。複数台導入すれば、より大量の籾殻を一度に炭化でき、現場の生産性を飛躍的に高めます。
竹や剪定枝も炭に(ただし煙が出やすい)
竹林の管理は放置すると急速に拡大し、周囲の環境や他の植生に悪影響を及ぼすため、適切な手入れが必要です。近年では人の手が入らずに管理されなくなった竹林が拡大し、さまざまな環境・社会的な問題を引き起こす現象(放置竹林)が問題となっています。しんちゃんは、このような竹を炭化することが可能です。また、果樹園で大量に発生し処分に困る剪定枝も炭化することがでます。伐採した竹や剪定枝をしんちゃんで炭に変えることで、活用用途が広がります。
※竹や剪定枝は水分量が多く煙が出やすいため近隣に住居がある場合はご使用をお控えください。
※必ず乾燥した竹や剪定枝をお使いください。伐採直後は水分が多いため炭になりません。
※太い竹や枝は炭にならないことがありますので細かく割ってからご使用ください。
ドラム缶に竹をつめます
炭化後のようす
きれいな炭の出来上がりバイオ炭を簡単に作成
農林水産省ではバイオ炭を「燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超の温度でバイオマスを加熱して作られる固形物の炭」と定義しています。しんちゃん稼働時のドラム缶型炭化器の表面温度は350℃を超えており、なおかつ熱分解により炭化しているため、しんちゃんで炭化した農業残渣はバイオ炭だと考えることができます。バイオ炭に該当するか否か特に重要になるのは、Jクレジット制度を活用しCO₂想定削減量を販売する場合や、みどりの食料システム法に基づく環境負荷低減事業活動実施計画の認定を受けて税制や金融措置の優遇を受ける場合です。バイオ炭の認定条件については、Jクレジット制度事務局や各都道府県の担当部門へお問合せください。
コストを抑えた籾殻くん炭製造機
一般的な自動籾殻くん炭製造機を導入しようとするとイニシャルコストだけで数百万はかかります。本格的な製造施設を建設するとなると数千万になることも・・・。しんちゃんはシンプルな構造のため値段が安く、イニシャルコストを抑えて手軽に籾殻くん炭づくりにチャレンジすることができます。ドラム缶交換用キャッチャーを効率良く運用すれば半自動運転で連続して籾殻くん炭を製造することも可能です。

籾殻くん炭を活用した土づくり
籾殻くん炭には無数の孔があるため、土の中に空気や水分を保ちやすくなったり、アーバスキュラー菌根菌など植物にとって有用な土壌微生物の住処になったりするなど、土壌を改良する効果があるとされています。農業残渣を炭化させることで微生物の分解速度が速くなり土壌改善の効果が表れやすいといったメリットもあります。またアルカリ性のため酸性土壌を補正する効果が期待できます。それまでお金をかけて処分していた農業残渣を育苗倍土や本圃の土づくりに活用することが可能です。
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環境に配慮したものづくり
しんちゃんに付属しているドラム缶型炭化器は、食品工場でりんごジュースを保管する際に使用したドラム缶のリユース品を元に作られています。本来であれば捨ててしまうドラム缶を再活用。環境に配慮したエコなものづくりをしています。
籾殻くん炭をパワーアップ?実験用噴霧器を付属
土壌微生物のエサとなる活性剤や有用微生物を噴霧すると籾殻くん炭のパワーアップにつながるかもしれません。しんちゃんには液体を霧で噴霧するミクロの霧噴霧器が付属しています。籾殻くん炭を土壌に施用する前に、微生物のエサとなる土壌活性剤や有用微生物を付着させることで、より効果の高い土づくりを見込んでいます。まだ使い方が確立されていませんが、籾殻くん炭をパワーアップしたいチャレンジングな方はいろいろと実験してみてください。籾殻くん炭への土壌活性剤や有用微生物の噴霧は、国の研究機関でも研究が進んでおり今後、効果や使い方が確立されることが期待しています。
湿り気の高い籾殻くん炭をブロードキャスターやグランドソワーを使って散布すると目詰まりを起こす可能性がありますので、液の噴霧量にはご留意ください。






