コラム
農薬を使わない害虫対策|有機栽培と物理的防除
公開日2021.09.24
更新日2021.09.29

農薬を使わない害虫対策|有機栽培と物理的防除

農業を行う上で病害虫対策は非常に重要です。土壌に由来した病原菌を含む微生物が原因となる病気対策もとても大切な作業ですが、とりわけ害虫に関して、一部の害虫は病気やウイルスを媒介するため「病害対策=害虫対策」になる場合もあります。病害駆除を目的とした即効的な結果を求めるならば農薬を利用することが最も有効的な手段です。一方で、近年のSDGsに配慮した地球環境保全や消費者のオーガニック志向の影響により、無農薬あるいは極力農薬を使わない農産物が求められる時代になってきました。農家も自身の身体的負担を軽減させるため農薬使用をできるだけ減らしたいものの、農薬を減らす行為は「栽培の失敗(経営の失敗)」に繋がり兼ねません。ここに消費者と農家のミスマッチが発生するわけですが、農業技術は進歩しており農薬を使わない病害虫の対処方法について日々研究されています。

また、最近よく耳にするようになった「自然栽培」とはどのような栽培方法でしょうか?有機栽培と同じ栽培方法なのでしょうか?有機栽培と無農薬栽培の違いは?

今回のコラムは農薬を使わない害虫対策について、有機栽培・無農薬栽培・自然栽培の違い、発生する害虫とその特徴、物理的防除の方法を説明します。

有機栽培と無農薬栽培と自然栽培の違い

英和辞典で「organic」という単語を引くと、形容詞として<有機栽培の、無農薬の>と記載されています*。つまり、有機栽培は無農薬栽培とも言い換えられる同義語になります。この二つの単語についてなんとなくイメージすると「多分同じ意味だけどもしかしたら違う意味かもしれない」と思っている方もいるのではないでしょうか。有機栽培は無化学肥料・無農薬で栽培すること、無農薬栽培は化学肥料は使っていいけど無農薬で栽培することと理解しがちですが、実はどちらの栽培方法とも無化学肥料・無農薬で栽培することを表現しています。

では自然栽培はどうでしょうか。「自然豊かな場所で栽培すること?」「放っておいても自然に農産物ができあがる栽培方法?」「自然にある草や種を使って栽培すること?」などなどイメージが膨らみます。ざっくり云えば自然栽培は有機栽培や無農薬栽培と栽培方法は大きく異なりません。ただし、自然栽培という用語の使用方法が有機栽培や無農薬栽培と異なります。

本章では、これらの栽培方法とその語義について解説したいと思います。

*ジーニアス英和辞典第5版。ちなみに名詞は<有機肥料>と記載されています。

有機栽培

有機栽培(有機農業)は農林水産省によって「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組み換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」と明確に定義されています。そして、有機栽培によって生産された農産物は有機農産物として扱えるようになる第一歩となります。

有機農産物はコーデックス委員会のガイドラインに準拠した「有機農産物の日本農林規格」の基準に従って生産された農産物のことで、この基準に適合し第三者機関の検査によって認証された事業者は「有機JASマーク」の使用と、その農産物に「有機○○」等と表示できるようになります。

つまり有機栽培は、有機JASマークと有機○○の使用および表示の認可を得るための手段と理解できます。いくら有機栽培の定義通りに農業を行ったとしても、有機農産物としての認可を得ずして有機JASマークの無断表示や無農薬・オーガニックなどと表示すると罰則の対象となります。また、事業者は有機JASの認証を保持するために初年度から数えて毎年更新手数料を支払わなければなりません。更新手数料は一律ではないため明示できませんが、\100,000前後以上が見込まれます。事業者にとってこの更新手数料がとても大きな壁になっていて、有機農業が敬遠される要因の一つ*になっています。そして、この更新手数料の存在が現代における自然栽培という言葉を生み出したといっても過言ではありません。

*有機農業における問題点はいくつか存在しており、ドリフト、無農薬に起因した病害虫発生による他事業者圃場への影響などが挙げられます。

無農薬栽培

上記で説明したように、無農薬栽培と有機栽培は同義語になります。よって、有機農産物の認証が得られていない場合は営利目的で「無農薬○○」等と表示できません。消費者に対して有機という単語を使用するよりも、無農薬という単語の方が解りやすく宣伝効果が高いと考えられるため、事業者によって使い分けが発生しているものと思われます。

自然栽培

ここ数年でよく耳にするようになった自然栽培(自然農法や自然農業など類似する用語も)は、少なくとも農林水産省によって定義されていません。自然栽培を実践する各々の生産者によって様々に定義・解釈されているのが現状ではないでしょうか。なお、筆者がこれまで出会った自然栽培を行う生産者に共通していることは「化学合成農薬と化学肥料の使用は一切していない」ことです。さらに、同時に得られる回答は「有機農産物の手数料が高すぎる」ことです。この二つの共通事項において自然栽培という用語は、有機栽培(有機農業)を実践しているが、有機農産物の手数料を支払えない(支払いたくない)生産者が使用している用語と考えて差し支えないと思います。また、「有機農産物の日本農林規格」には種又は植付け前2年以上化学肥料や化学合成農薬を使用しないことと記されており、有機栽培をスタートアップするにあたりこのような農地を取得すること*が困難であることも自然栽培が普及するようになった要因と考えられます。

ちなみに、自然栽培において化学合成農薬と化学肥料の使用は一切していないことに加えて不耕起や除草しないことなどを条件に挙げる生産者もいるようで、まさに生態系の一部になって農業を行っています。いずれにせよ、生産者が安心と安全を求めて工夫した栽培方法であることは間違いなさそうです。

*水源がある、近隣農家に理解されるなども考慮するとそのような農地に出会うことはさらに難しくなります。

害虫の種類

ここまで化学合成農薬や化学肥料に頼らない栽培方法について説明してきました。このような栽培方法において考えられる課題の一つに害虫の発生が挙げられます。発生する害虫の種類は栽培する植物によって異なります。例えばイチゴはアザミウマ類の発生は顕著ですがカメムシ類は殆ど発生しませんし、サツマイモはガ類の発生は顕著ですがアザミウマ類は殆ど問題になりません。発生する害虫に対して殆どの場合、何かしらの対策を講じなければ被害が拡大する一方で、自身の農場被害だけではなく他人の農場にまで被害をもたらすこともあります(風や人流で害虫は容易に移動します)。話が反れますが、ここにも有機栽培や自然栽培の難しさがあります。

本章では、農業において発生しやすい害虫の種類を紹介したいと思います。

アブラムシ類

農家だけではなく家庭菜園を楽しむ方にもその名と被害が知れ渡っている害虫と云えばアブラムシです。アブラムシは種類も多く、被害対象になる植物種も非常に多くなっています。成虫と幼虫が集団を作り(コロニー)、吸汁加害・排泄物によるすす病の誘発・ウイルス病媒介など植物に対して多くの被害をもたらします。収穫物に潜んだアブラムシは流通過程でも生存することができるため、消費者がその農産物を調理する段階で姿をみることになるのでクレームの対象にもなってしまう厄介な害虫です。

アザミウマ類

アザミウマは難防除害虫の一つに数えられ、化学合成農薬に対して耐性を発達させている害虫です。代表的な種はミナミキイロアザミウマ、ミカンキイロアザミウマ、ネギアザミウマ、チャノキイロアザミウマ、ヒラズハナアザミウマが挙げられます。植物によって発生するアザミウマの種類が異なり、例えばキュウリにはミナミキイロアザミウマが多く発生し、マンゴーにはチャノキイロアザミウマが多く発生します。アザミウマは成虫および幼虫ともに植物の葉や果実に対して被害をもたらし、被害が顕著な場合は収穫物の商品価値を喪失させるだけではなく収穫期間を短縮させざるを得ない状態にまで陥ることがあります。

コガネムシ類

コガネムシは成虫および幼虫ともに植物に対して被害をもたらし、成虫は葉の食害を、幼虫は根の食害をします。コガネムシの種類によりますが食害は野菜、花卉、果樹、庭木、豆類など広範囲に及びます。育苗ポットやプランターなどの隔離培地にも成虫は卵を産むため、植物株の生育が衰えた場合は病害や生理障害などのほかにコガネムシ幼虫による被害も可能性として考慮する必要があります。

ガ類(蛾類)

植物に被害をもたらすガの種類は非常に多いです。代表的なものはヨトウガ、タバコガ、ハスモンヨトウ、アワノメイガ、コナガなどが挙げられます。植物に被害を与えるのは主に幼虫で、成虫は飛翔行動できるため移動して産卵し幼虫を増やすため根本的な防除は成虫を駆除することになります。ヨトウガに関して、若齢幼虫は葉裏で集団行動し食害しますが成長して大きくなると分散行動するようになり日中は土中に潜み夜になると行動します。“夜盗蛾”と呼ばれる所以です。

コナジラミ類

植物に被害をもたらす主なコナジラミはオンシツコナジラミとタバココナジラミです。例えばトマトでは、これらのコナジラミによって吸汁被害がもたらされますが、排泄物の影響による“すす病”が大きな問題となっています。さらに、とりわけ重大な問題はタバココナジラミとシルバーリーフコナジラミが媒介するトマト黄化葉巻病(TYLCV:Tomato Yellow Leaf Curl Virus)の媒介です。トマト黄化葉巻病はウイルス病で、罹病すると成長を著しく抑制し治療手段もないため収穫を諦めざるを得ない状況にまで陥ってしまいます。

害虫の発生要因を理解する

例えば、害虫の発生要因をすべてコントロールしている完全閉鎖型の植物工場で害虫が発生することはありません。害虫が発生してしまった圃場には害虫が発生してしまう要因がどこかにあるものです。

また見方を変えると、一定の圃場に同じ植物が育っていること自体が不自然で、害虫が発生しやすい栽培環境であるといえます。害虫も我々人間と同じように食べ物(食害対象となる植物)に対して好き嫌いがありキャベツやハクサイなどのアブラナ科にはモンシロチョウが発生することはよく知られていますが、経営栽培する上でこのようなことをいっても仕方ないのでやはり害虫の習性や生態を理解して害虫発生問題の解決糸口を見出さなければなりません。実際に多くの農家は、例年発生が顕著な害虫の発生場所やその要因を考察して対策を講じようとしています。

本章では、露地栽培と施設栽培における害虫の一般的な発生要因についていくつか紹介したいと思います。

雑草の存在

圃場周辺あるいは圃場内における雑草の有無については、生産者によって意見が分かれるかと思います。

一般的には雑草がないほうが害虫の住処を取り除く理由から害虫発生が抑えられるといわれており、農作業の作業性や風通しの面からも雑草がないほうが良いとされています。また、雑草がなくなったことで住処がなくなった害虫が栽培している植物に集まってくるという解釈もできます。

ところが一方で、雑草があることによって害虫が生息しやすくなってしまうもののそれを餌とする捕食昆虫も同時に生息し、多少の害虫被害にあっても捕食昆虫の働きによって被害を最小限にして収穫物の商品価値を無くさないという考え方もあります。自然栽培を実践する生産者はしばしばこのような考え方を採用するのではないでしょうか。

風向きの考慮

農業害虫の殆どはとても小さくて軽いです。そのため風に乗って移動することがあります。すでにその土地で栽培活動している農家は自分の圃場をよく知っているため、どの方角から風が吹きやすいかを熟知しています。新たに農地を取得する新規就農者は、圃場を決める前にある程度は風向きの情報収集を行いその方角には何があるのかを考慮したほうが良いかと思います。

風に乗って移動してくる害虫は、露地栽培ではどうすることもできないですが施設栽培では防虫ネットを張ることによってある程度対策することができます。

乾燥条件を好む

乾燥条件は害虫発生要因になり得ます。さらに高温条件も加わると発生要因としては十分なものになってきます。乾燥は気象状況による決定力が大きいですが、施設栽培では灌水量のコントロールやスプリンクラーなどで対策が可能です。乾燥条件は冬期に発生しやすく、この時期の乾燥はハダニが問題となる傾向があるため、施設栽培の場合は天敵を導入することでハダニ対策とすることもできます。

光を感知する習性

夜の街灯に虫が集まる光景を見たことのある人は多いのではないでしょうか。一部の昆虫は光に集まる習性があります。農業害虫もこのような習性をもったものが存在し、例えば、アザミウマ類やカメムシ類、ガ類などが知られています。とりあげていえばアザミウマは太陽の位置を認識しており、それによって方向感覚を維持しています。

色の識別能力

一部の飛翔害虫は色を識別する能力を保有しています。白色、緑色、黄色や青色に集まる習性がありそれぞれの色によって集まる飛翔害虫が異なる傾向があります。例えば黄色にはコナジラミ類やハエ類など、青色はアザミウマ類が集まることが知られておりこれらの色の粘着シートが市販されています。すでにこれらの飛翔害虫が圃場に発生してしまっている場合、粘着シートは非常に効果的に飛翔害虫を捕らえることができます。

物理的防除による害虫対策

前章では、害虫の発生要因について紹介してきました。そのなかで、すでにヒントがあったと思いますが発生要因を利用して害虫対策を行うことができます。また、このような対策手法のなかに「物理的防除」と呼ばれるものがあります。

物理的防除とは、IPM(総合的有害生物管理:Integrated Pest Management)に組み込まれている4つの管理方法の1つで、他には化学的防除・生物的防除・耕種的防除があります。物理的防除は防虫ネット・マルチング・粘着シート・反射シートなどを利用し、物理的な害虫防除対策を行うことをいいます。一般的な慣行栽培ではIPMのバランスにおいて栽培管理を行うわけですが、例えば有機栽培では化学的防除(一部で耕種的防除も)が欠落してしまうのでその栽培の難しさが際立ってくることになります。

本章では、物理的防除による害虫対策についていくつか紹介したいと思います。

防虫ネットの利用

ビニールハウスや鉄骨ハウスの側面に網目の細かい防虫ネットを張ることで、飛翔害虫や風に乗って移動してくる害虫の侵入を防ぎます。おもにアザミウマ類の侵入を防ぐために利用されることが多くなっています。マス目のサイズは1mm以下を利用する農家が殆どですが、サイズ選定は対害虫と対風通しを考慮しなければなりません。防虫ネットを張ることでマス目1mmを利用したとしても、張らない場合と比較すれば風通しが悪くなります。つまり、マス目が細かければより害虫の侵入を防ぐことができますが風通しが悪くなり、マス目が大きければ害虫の侵入を防ぐ効果が小さいですが風通しがある程度確保できることになります。風通しの良し悪しは病害発生に関与してくるため、一般的に風通しが悪いとうどんこ病や灰色かび病などの発生が多くなるので注意が必要です。

反射シートの利用

反射シートは太陽光を反射して農作物の光合成効率や果実の色つきを向上させることと害虫の方向感覚を妨害することが主な目的として利用されます。とくに害虫を対象とした利用の場合、その防除の困難さからアザミウマ類対策に利用されることが多くなっています。アザミウマは背中側(翅側)で太陽の光を検知して方向感覚を維持しています。ところが、反射シートによって腹側(脚側)からも光が当たると方向感覚が混乱してしまい、反射シート周辺に寄り付けなくなってしまいます。

<緑色LED光と赤色LED光の照射>

一部の害虫はLED光とその光色の照射に対して忌避する習性があります。緑色LED光(500~600nm)の夜間照射は一部のガ類を寄せ付けない効果があり、また、赤色LED光(600~650nm)の日中照射は一部のアザミウマ類を寄せ付けない効果があるため、圃場で点灯させることによってこれらの飛翔害虫に対して忌避効果を得ることができます。とくに、赤色LED光を利用したアザミウマ類への忌避効果は、反射シートや白色マルチと組み合わせることで忌避効果をより得られやすくなります。

農薬を使わないおすすめな害虫対策製品

1.モスバリアジュニアⅡレッド

モスバリアジュニアⅡレッドはLED照射を利用してアザミウマの活動を抑えます。モスバリアの赤色LED(波長500~600nm)は半径15mに光が届き、日中に約12時間程度(日の出1時間前~日の入り1時間後までの照射が望ましい)照射するとアザミウマの成虫は方向感覚が麻痺し飛べなくなります。植物体の緑色を識別することが困難になり植物体への誘引や定着が妨げられ、雌成虫の産卵機会が減少し、次世代の幼虫数が減少しますので1世代で繁殖をストップさせる効果があります。※ヒラズハナアザミウマに対しては効果がないのでご注意ください。

>>「バラ栽培における実証実験の報告書」はこちらからご覧いただけます
>>「現地レポート」はこちらからご覧いただけます
>>「解説動画」はこちらからご覧いただけます

2.吸引式LED捕虫器スマートキャッチャー

ヒラズハナアザミウマの捕虫に役立つスマートキャッチャー。紫外線と可視光線のLED灯を利用した害虫用の捕虫機です。ヒラズハナアザミウマをLED光で誘引し、強力な吸引ファンで捕虫袋に捕獲します。専用ACアダプター付属で電源が取れる場所でしたらS字フックなどで簡単に設置することができます。独自のフレームレスモーターは害虫の死骸が固着して回転不能を起こすことがなく、LED灯を採用しているためメンテナンスにあまり時間を取られず長くお使いいただけます。専用補虫袋は使い捨てタイプですから衛生面でも心配がありません。

コナジラミ類、アザミウマ類、コバエ類、チビクロバネキノコバエ、ナガマドキノコバエ、クロバネキノコバエ類、アシグロハモグリバエ、マメハモグリバエ、ハスモンヨトウ、ヨトウガといった飛翔害虫全般を捕虫することができます。

>>スマートキャッチャーの解説動画はこちらからご覧いただけます

3.活性式予察捕虫器コナジラミキャッチャー&アザミウマキャッチャー

ビニールハウス向けの予察捕虫器です。特殊誘引剤の匂いと粘着シートの色によってコナジラミ類及びアザミウマ類を誘引し捕虫します。付着した害虫の種類や数を農薬散布の目安とすることで害虫被害の早期発見と早期防除に役立ちます。

電源が不要のため電気が完備していない圃場にもおすすめです。約1a(100㎡)あたりに1台設置することで、食品由来の原料を使用した誘引剤「コナジー」及び「アザミン」と粘着シートの色でコナジラミ類及びアザミウマ類を誘引し捕虫します。誘引剤の効果はおよそ3か月間持続します。1台あたり3,080円~と低価格なので手軽に導入できます。3か月以降も誘引剤(1本あたり605円~)を交換すれば継続的に使用することが可能です。

※害虫の個体数を激減させたり、これさえあれば薬剤散布をする必要がなくなるといった絶対的な効果はありませんのでご注意ください。

4.コガネムシ類発生予察(モニタリング)用資材ニューウインズパック

畑・果樹園・園芸などに設置することで特殊なルアーがコガネムシ類を誘引し捕獲します。ルアーには性フェロモンまたは植物誘因物質が練り込まれており、設置場所から50~100mの距離のコガネムシ類を誘因します。発生数・発生範囲・発生源といった駆除の指標となる情報が得られます。無農薬なので安心安全です。

設置はとっても簡単です。ルアーを装着し地表より1m前後またはできるだけ地表近くに設置するだけです。ルアーの交換周期は2~3カ月です。
※使用するルアーや設置場所は、コガネムシの種類によって変わりますのでご注意ください。

マメコガネ・ヒメコガネ・ドウガネブイブイ・セマダラコガネ・ヒラタアオコガネ・チビサクラコガネ・アシナガコガネ・オオサカスジコガネ・アオドウガネ・ナガチャコガネ・スジコガネ・ツヤコガネ・シロテンハナムグリといったコガネムシを捕虫(捕獲)することができます。

害虫が発生しないように予防する

害虫は一度発生してしまうと増加が止まらなくなってしまい、密度を下げるため大変な労力と時間を費やさなければなりません。さらに、ハダニ類やアザミウマ類などは化学合成農薬に対して耐性を獲得してきているため防除が簡単ではありません。新薬が出てきてもすぐ効かなくなってしまい、人間と害虫のイタチごっこ状態です。物理的防除は殺虫する効果はないものの、害虫の密度を下げる効果は思いのほか大きいもので一度試してみる価値は十分にあると思います。

今回のコラムは家庭菜園によくみられるコンパニオンプランツや酢(木酢液)などを利用した虫除け対処は紹介できませんでしたが、このコラムがたくさんの方のお役に立つならば幸いです。

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