コラム
お庭の芝生の手入れ方法完全版!年間カレンダーや楽に管理する裏ワザもご紹介!
公開日2026.03.08
更新日2026.03.09

お庭の芝生の手入れ方法完全版!年間カレンダーや楽に管理する裏ワザもご紹介!

自宅の庭に芝生を敷いたものの、「何をすればいいのかわからない」「手入れが大変そうで不安」と感じている方は多いのではないでしょうか。
このコラムでは、肥料・水やり・芝刈りといった基本のお手入れ方法や年間を通じた管理のポイント、さらには手入れを格段に楽にする裏ワザまで、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。ぜひ参考にして、理想のお庭づくりに役立ててください。

芝生のお庭のお手入れは大変?

芝生のある庭は、綺麗だけれど維持に手間がかかるというイメージを持っている方は少なくありません。

確かに美しい芝生を維持するためには、こまめな芝刈りが必要になりますし、季節にあわせたお手入れが欠かせません。しかし、ひとたび高密度の芝生になってしまえば雑草でお庭が覆われることもなくなり、蚊も湧きにくく見た目にもオシャレなお庭にすることができます。また、手入れを継続することで踏み心地の良い空間ができ、子どもやペットも安心して遊べるなど、暮らしの質の向上効果も期待できます。

そんな芝生のお手入れは実は難しくなく、基本さえ押さえれば特別なスキルも不要です。手順を覚えれば、むしろ日々の変化を楽しむガーデニングのひとつとして楽しむことができるでしょう。庭に緑が少しずつ広がっていく過程や、季節ごとの表情の移り変わりを感じられるのは天然芝ならではの魅力です。

このコラムでは、芝生のお手入れの全体像と具体的なやり方を分かりやすくご紹介します。ポイントを押さえて、ぜひ芝生のある暮らしを楽しんでみてください。

お庭の芝生のお手入れ年間カレンダーで全体像をチェック!

まずは、芝生のお手入れの全体像を掴むために、年間カレンダーをチェックしてみましょう。

画像:美しい芝生を保つメンテナンス方法と年間スケジュール

作業

内容

水やり

朝にたっぷり散水する。夏場や乾燥の時期は毎日の管理が大事。

芝刈り

日本芝で3~5cm、西洋芝で2~4cmになるよう定期的に刈りこむ。

サッチング

枯れ草や芝刈り後の残渣を除去する作業。

追肥

芝生の種類にあわせ、適宜追肥する。即効性と緩効性がある。

目土入れ

目土と呼ばれる土を芝生に撒き、凹凸の補正と通気性を向上させる。

エアレーション

年1〜2回、芝生に適度に穴を空けて通気性を改善する。

雑草駆除

芝生の密度が粗いうちは特に雑草への注意が必要。

芝生のお手入れの年間スケジュールは、日本芝や西洋芝など品種や気候によって異なります。しかし、基本的に行うことはどの芝生でも同じで、下記の7つをマスターすれば、十分に綺麗な芝生を管理することができるでしょう。

次の章からは、芝生のお手入れ方法について詳しく解説していきます。

お庭の芝生のお手入れ方法は?7つの作業を詳しく解説

それでは、芝生の手入れに欠かせない7つの作業について、それぞれ詳しく解説していきます。

水やり

芝生を元気に育てるうえで、水やりはとても重要なポイントです。タイミングと量を意識することで、健やかな芝生を維持しやすくなります。

芝生の水やりのタイミングと頻度

まず、水やりに最適なのは朝の涼しい時間帯(6時〜9時くらい)です。朝にたっぷり水分を与えることで、日中の光合成や蒸散に必要な水をしっかり補えます。ただし、真昼の高温時は水が蒸発しやすく葉焼けの原因になることもあるので避けた方が無難です。夕方以降も土が湿ったままになり、カビや病気が発生しやすくなるため避けましょう。

水やりの頻度は下記のように季節や芝生の種類によって調整することも大事です。

季節

日本芝(暖地型)

西洋芝(寒地型)

夏(6~8月)

毎日〜2日に1回

毎朝1回。水不足の緊急時は夕方にも1回

春・秋

土が乾いてから与える程度

ほぼ毎日、土が乾いたらたっぷり

休眠期のため基本的に不要

週1回程度(乾燥時は必要)

芝生の水やり方法

芝生の水やりは、次のような道具を用いて行います。

道具

用途・特徴

おすすめシーン

スプリンクラー

ホースにスプリンクラーを接続して設置。
芝生全体をカバーする位置に置き、均一散水を確認しながら使用。
1㎡あたり10~20L(20~30分が目安)

10㎡以上の広範囲の芝生

散水ノズルホース

手作業でホースを用いて散水。
手動で手間はかかるが、量の調整が可能。
シャワー状にして均一に撒けるよう注意。

5㎡以下や端の補完

じょうろ

じょうろに少量を入れ、ピンポイントに使用。
張り芝直後や端の狭い箇所に推奨。

新芝定着期・狭い隙間

芝生の水やりの基本は、「少量をこまめに」ではなく、1回でしっかり深くまで与えることです。表面だけを濡らす水やりを続けると、根が浅くなり、暑さや乾燥に弱い芝になってしまいます。しかし、水たまりができる量になってしまうのは、カビや病害のもとになるので厳禁です。また、均一に撒けるように調整しましょう。

水分不足・過多の症状

芝生の水分不足・水分過多の場合は、次のような症状が現れます。

状態

主なサイン

水分不足

  • 葉が細く丸まる(葉巻き)
  • 踏んだ跡が残る
  • 暗い青緑色に変色

水分過多

  • 土表面が常時湿っている
  • 水はけ不良
  • 根腐れ・カビ臭

水分不足の場合は葉焼けに、水分過多の場合は根腐れや病気のもとになるため、タイミングや量を調節することが大事です。土の状態を手で触って確認する習慣をつけておくと、適切な水やりのタイミングをつかみやすくなります。

芝刈り

芝刈りは、芝生を美しく保つための最も基本的かつ重要なお手入れ作業です。定期的に芝を刈ることで、葉が横方向に密に広がって密度が高まり、ふかふかとした美しい芝生へと育ちます。また、光が地面に届きやすくなることで病気の予防にもつながります。

芝刈りのタイミングと頻度

芝刈りのタイミングは「季節」と「芝生の種類」で変わりますが、基本は伸びた長さで判断していきます。

大切なのは、「一度に刈る量は草丈の3分の1以内に抑える」という基本ルールを守ることです。一度に短く刈り込みすぎる“深刈り(スカルピング)”をしてしまうと、茎や根に強いストレスがかかり、はげや変色の原因となってしまいます。芝を健康に保つためにも、こまめに刈り、高さを徐々に整えていくことが大切です。

それぞれの芝生の刈高の目安から逆算した日本芝と西洋芝の芝刈りのタイミングと芝刈りの頻度の目安を次の表でまとめました。

芝生の種類

芝生の理想の刈高

芝刈りのタイミング

芝刈りの頻度の目安

日本芝(暖地型)

草丈3〜5cm

草丈6〜8cm

  • 4〜10月が生育のピーク
  • 春・秋:月1〜2回
  • 夏(6〜8月):週1回
  • 冬:不要

西洋芝(寒地型)

草丈2〜4cm

草丈4〜6cm

  • 3〜5月、9〜11月が生育のピーク
  • 春・秋:週1〜2回
  • 夏(6〜8月):10日に1回
  • 冬:月1回程度

※夏場は高温ストレス期なので成長を見て調整

芝刈りの方法

芝刈りは、道具ごとに気をつけるポイントが変わってきます。どの道具にするかは、芝生の広さや作業内容、仕上がりへのこだわりで選ぶと良いでしょう。

道具

使用方法

おすすめシーン

ロボット芝刈り機

刃の高さを調整してスイッチを押す。
充電式だと2~3時間は連続使用可能で、障害物を避けながら自走して芝を刈る。
石・枝などの事前撤去と定期メンテナンスで、均一な仕上がりに。

10~30坪程度の広い芝生

手動・電動式芝刈り機

本体を押すことで芝を刈る。刈る方向を毎回変えると、芝が一定方向に倒れることなく均一に育つ。
1度で刈り切れないので、必ず2往復は必須。
主導は軽量・静音で安価。電動は楽だが音やコードに注意が必要。

3~10坪程度の芝生

刈込バリカン 

45°の浅い角度で刈込バリカンを軽く当て、1mの幅を3~4秒で動かしてカットする。
芝の成長点(地表近く1cm未満の場所や葉と茎の境目)を傷めないよう注意。

3坪以下の芝生

花壇縁・ステップ周りの仕上げ

手バサミ・芝生ハサミ

ピンポイントで一本ずつ切る。刃を垂直に当て、成長点(地表近く1cm未満の葉と茎の境目)を傷めないよう注意。

フェンス際・植木根元・狭小ピンポイント仕上げ

電動式には、円筒状に配置された刃が縦方向に回転する「リール式」と、円盤状の刃が横方向に回転して芝をカットする「ロータリー式」があります。芝刈り機の選び方については、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

狭い庭に最適な芝刈り機の選び方とおすすめ製品徹底比較

芝刈りを行う際は、芝が乾いた状態のときに行うのがベストです。濡れた状態で芝刈り機を使うと、芝が倒れてうまく刈れないうえ、刈り機の目詰まりや故障の原因になることがあります。雨の後や水やりの直後は避けて、芝の表面が乾いてから作業するようにしてください。

また、芝刈り後は刈り終わったカスを取り除くまでをセットとして考えてください。これは、芝の上に放置すると通気性が悪くなり病気の原因となることがあるためです。必ず、熊手やホウキ、ブロワーなどで取り除くようにしましょう。

サッチング

芝生を長く健康に保つために欠かせないのが「サッチング」です。サッチとは、枯れた葉や古い根、冬枯れした芝などが地表に蓄積してできる茶色い層のことで、緑色の刈りカスとは異なり、年単位で溜まっていく“古い有機物”です。これが1cm以上積もると、通気性や排水性が悪化し、根腐れや病気の原因になってしまいます。

サッチングのタイミングと頻度

芝生の種類

サッチングのタイミング

頻度

日本芝(暖地型)

3〜4月・10月

年1〜2回

西洋芝(寒地型)

4〜5月・9〜10月

年1〜2回

サッチングの方法

サッチングは、下記のような道具を使い、芝生の上に積もった茶色い層を除去していきます。サッチングのやりすぎは逆効果で、全体の30〜50%程度を徐々に除去していくイメージが適切です。

道具

使用方法

熊手(レーキ)

芝刈り後、歯を芝生に軽く食い込ませ、遠くから手前に細かく引く。
サッチを集積し袋へ回収し、ランナー(茎)は土に埋め戻す。
力を入れすぎると芝生が傷むので注意。

サッチングマシン

芝刈り後、掃除機をかけるように芝生の上にマシンを滑らす。
芝刈り機のサブ機能としてサッチ機能がついているものもある。
密度の高い芝生のサッチングもしやすい。

サッチ分解剤

サッチング剤を芝生の上に均等散布し、微生物によって自然にサッチを分解する。
時間はかかるが、ペットや子どもにも安心。
水で希釈して使う液体タイプと固形タイプがある。
芝刈り後のカスを処理するのにも使えて便利。

サッチング後には後でお話する追肥や目土入れを行い、たっぷりと水やりをしてください。

追肥

芝生は成長するためにさまざまな栄養素を必要とする植物です。ここで、肥料選びのポイントやタイミング、追肥方法や肥料不足・過多の症状について解説します。

肥料選びのポイント

芝生に使う肥料は、大きく「速効性肥料」と「緩効性肥料」の2種類に分かれます。速効性肥料はすぐに効果が出る反面、量を誤ると「肥料焼け」と呼ばれる葉の枯れが起きてしまうことがあります。初心者の方には、ゆっくりと溶け出して長期間効果が持続する緩効性肥料がおすすめです。
肥料の成分としては、芝生の葉を緑にする「窒素(N)」、根の発育を促す「リン酸(P)」、病気や乾燥への耐性を高める「カリウム(K)」の三大栄養素がバランスよく配合されたものを選ぶとよいでしょう。ホームセンターなどで「芝生専用肥料」として販売されている商品は、この3要素が芝生に最適な割合で配合されており、初心者でも使いやすくなっています。

関連コラム:植物の栽培に必要な3つの栄養素と、生長を促進させる肥料の選び方

施肥のタイミング

芝生の肥料は、芝の定着や回復を促す際や芝の成長が活発な時期に栄養を補うために与えていきます。ただし、日本芝と西洋芝では冬季の状態が変わるため、下記のように季節に合わせた施肥が重要になります。

芝生の種類

施肥に最適な時期

頻度目安

注意点

日本芝(暖地型)

2~3月
5~6月
8~9月

年2〜4回

成長期集中

秋以降NG:休眠前に徒長し、冬越しの失敗リスクがあるため。

梅雨明け後は重点的に行う。

西洋芝(寒地型)

2~3月
5~6月
8~9月

年2〜4回

春秋中心

夏控えめ:高温ストレス期で葉焼けリスクが高まるため。

冬緑維持のために秋肥も重要。

肥料の施肥方法

緩効性の固形肥料の場合、手で撒く方法のほかに、ハンディスプレッダーや粒剤スプレイヤーを使う方法があります。道具を使えば広い庭でも均等散布できますが、3坪程度の庭なら手撒きでも十分に対応できるでしょう。

芝生の肥料は、表示に合わせる必要がありますが、3坪の場合概ね200~300g程度が目安となっています。成人男性のひとつかみが大体40~50g程度とされているので、5~6回ですべて撒くくらいがちょうどよいくらいになります。均一に撒いたら、水まきをして肥料を土に溶け込ませてください。

液肥であることの多い速効性肥料は、記載通りに希釈してジョウロや散布機での均一散布が大事になります。ただし、葉焼けが起きやすいため、芝の葉色が薄い時に限るなど限定的に使うことをおすすめします。また、葉焼けが心配な場合は、少量ずつ散布するようにしましょう。

施肥する時間は、朝の水やり前がベストです。日中に撒くと葉焼けのリスクが高まることと水やりの効果が十分に得られない可能性があるので注意してください。

肥料不足・過多の症状

料の過不足では、次のようなサインが現れます。

状態

主な症状

対処法

肥料不足

葉色が薄い黄緑色
(全体的に緑が抜けて色あせている)

窒素肥料を施肥する

成長が遅い

バランスの良い肥料を追肥

密度が低く土が透けて見える

バランスの良い肥料を追肥+芝刈りの実施

雑草に負けている・侵入されている

バランスの良い肥料を追肥+除草

肥料過多

肥料焼け
(葉先から茶色変色・枯れている)

施肥を中止し、水やりを2週間ほど多めにして流す

窒素過多で異常徒長・軟弱葉

施肥量を減らす

カリウム多めの肥料の施肥を検討する

このように、美しい芝生を育てるためには、肥料だけでなく複数の対策が必要になります。こまめに様子をチェックするようにしましょう。

目土入れ

目土入れとは、芝生の上に砂や専用の培土を薄くかぶせる作業のことです。目土を入れることで、芝の根が保護されて活着しやすくなり、でこぼこになった土の表面を平らに整えることができます。また、芝の茎(匍匐茎)が土に覆われることで根付きが促進され、芝の密度アップにもつながります。

目土入れのタイミングと頻度

目土入れを行う最適な時期は下記の通りですが、はげや薄い部分がある場合や、芝を張った直後にも目土入れを行うと効果的です。夏の高温期に行う場合は注意が必要で、生育旺盛な時期に行うようにしましょう。

芝生の種類

最適な時期

頻度

日本芝(暖地型)

  • 3~4月(春)
  • 6~8月(夏)
  • 10月(秋)

年1~3回

西洋芝(寒地型)

  • 4~5月(春)
  • 9~10月(秋)

年1~2回

目土入れの方法

目土は市販の「芝生用目土」を使用し、芝の葉が少し見える程度(3〜5mm)の薄さでまんべんなく入れていきます。後でお話するエアレーションで抜いた土を再利用することもできますが、0.1~0.3mm程度の粒径の、水はけの良い雑草の種子が混ざっていない目土を選ぶことが大事なので、小石をとるなどで適切に処理して置くようにしましょう。

目土を入れた後は、ホウキやレーキで芝の葉の隙間に目土が入り込むようならし、仕上げにたっぷりと水やりを行いましょう。目土を入れすぎると芝が埋もれて枯れてしまうため、薄く均一に入れることを意識してください。年に1〜2回程度の目土入れを続けることで、芝生の状態が着実によくなっていきます。

エアレーション

エアレーションとは、専用の道具で芝生の土に穴をあける作業のことです。芝生の上を何度も歩き回ることで土が固く締まってしまうと、根への空気・水・栄養の供給が妨げられ、芝の生育が悪くなります。エアレーションを行うことで土をほぐし、根の呼吸と生育を促すことができます。また、微生物の活性化も促せます。

エアレーションのタイミングと頻度

エアレーションは、日本芝も西洋芝も成長期の前の春(3〜4月)か成長が落ち着いた秋(9〜10月)に行うのが最適です。地温が5℃以上で、夏の高温期を外す形で年1~2回程度行いましょう。

エアレーションの方法

家庭の庭でエアレーションをする場合は、ローンパンチやローンスパイク、ターフカッターなどを用いて作業をしていきます。簡易的にマイナスドライバーを使って穴を空けていくこともできますが、深さ10cmくらいまでの穴をいくつもあける必要があるため、広い庭の場合は大変かもしれません。

エアレーションの方法は、次のとおりです。

1. 芝刈りをし、芝生の表面のでこぼこ・水はけ不良で乾燥しがちな箇所をチェックする
2. 効果を得たい場所は特に密にする形で、10cm~20㎝程度の間隔を目安に芝生に穴を空けていく。穴の深さは10㎝程度が目安。
3. 抜いた土をレーキなどで集める。土が湿っている場合は乾燥させると作業が楽です。
4. 穴に目土を入れて、芝生全体に薄く目土を撒く。
5. 仕上げにたっぷりと水やりをする。

エアレーションは、固い土の庭や踏み固めが気になる場所には特に積極的に行うとよいでしょう。年1〜2回のエアレーションを続けることで、根が健康に育つ土壌環境を維持することができます。雨上がりなどの土壌が柔らかいほうが穴を開けやすくなるため、地面が固すぎるという場合は利用してみてください。

雑草駆除

雑草は芝生の栄養・水分・光を奪い、芝の成長を著しく妨げます。一度蔓延してしまうと対処が大変になるため、早期発見・早期対処が雑草管理の鉄則です。

雑草はなるべく手で抜くのがおすすめ

少量の雑草であれば、手で根ごとしっかりと抜き取る方法が最も確実で安全です。根が浅い一年草の雑草は比較的簡単に抜けますが、スギナやカタバミのように根が深い多年草は、途中で根を切ってしまうと再び生えてくるため、根っこまで丁寧に取り除くことが大切です。

根が深い雑草を抜く際には、除草フォークや根抜き専用のウィーダーを使うと作業が楽になります。道具を使えば、少ない力で根ごと引き抜くことができるため、腰への負担も軽減されます。

除草剤を使う場合

雑草の範囲が広くなってしまった場合や、手作業では追いつかない場合は「芝生専用の選択性除草剤」の使用を検討してください。選択性除草剤は、芝生を傷めることなく雑草だけを枯らすことができる除草剤で、スズメノカタビラやスギナなど特定の雑草に効果を発揮する商品もあります。

ただし、使用前には必ず自分の芝生の種類と除草剤の適合を確認してください。芝生の種類によっては、使用できない除草剤もあります。また、用量・用法を守らないと芝生にもダメージが出る可能性があるため、パッケージの説明書をよく読んで正しく使用することが大前提です。

雑草に悩まされない芝生にするには

一番の雑草対策は「芝生を密に育てること」です。芝生の密度が高ければ、雑草が入り込む隙間がなくなり、自然と雑草が生えにくい環境になります。そのためには、日常の芝刈り・施肥・水やりを適切に行い、芝を元気な状態に保つことが最大の雑草予防になります。

お庭の芝生をお手入れするポイント・裏ワザは?

芝生の手入れをより簡単にするために、作業の方法だけでなく「手入れをするうえで気をつけるべきポイント」も押さえておくことが大切です。ちょっとした意識の違いが、芝生の仕上がりに大きな差をもたらすこともあります。

ここでは、特に重要な5つのポイントを紹介します。手入れを簡単にする裏ワザ的な方法もお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。

芝生以外を傷つけないようにする

お手入れをする際には、芝生に隣接した花壇の植物や樹木の根を傷つけないよう注意が必要です。

特に除草剤を使用する場合は、風の強い日は薬剤が周辺の植物に飛散してしまうことがあります。除草剤を使う際には穏やかな無風の日を選び、必要に応じてカバーをかけて周囲の植物を保護してから作業しましょう。

芝刈り機を使う際も、縁石や花壇のレンガに刃が当たらないよう慎重に作業してください。芝と花壇の境界部分は、手作業で縁切り(エッジング)を行うと仕上がりがきれいになり、芝が花壇に侵入するのも防ぐことができます。庭全体のバランスを大切にしながら手入れを進めていきましょう。

また、花壇の手前に3~5cm程度の隙間を作っておくのもおすすめです。芝の部分とそうでない部分が明瞭になるため、手作業はもちろんロボット芝刈り機を使う場合でも誤ってお庭を傷つけてしまう心配がなくなります。

雑草・害虫対策を早めに行う

雑草も害虫も、発見したらすぐに対処することが最も重要なポイントです。小さな雑草は根が浅く抜きやすいですが、成長して根が深くなったり種を飛ばしたりしてからでは対処が格段に難しくなります。週に1度程度、庭を一周して雑草や害虫の発生がないかチェックする習慣をつけておきましょう。

害虫についても、コガネムシの幼虫やシバツトガなどは発生初期に気がつければ被害を最小限に抑えることができます。芝の一部がはがれやすくなっていたり、葉が食われたりしているサインが見えたら、早めに専用の殺虫剤を使って駆除してください。早期発見・早期対処が、美しい芝生を守る最大の防衛策です。

踏み固めすぎない

芝生の上を繰り返し歩くと、土が少しずつ固く締まっていきます。土が固くなると根への通気性・透水性が悪くなり、芝の生育が阻害されてしまいます。子どもやペットが遊ぶ場所や、いつも同じルートを歩く場所は特に踏み固めが起きやすいため、注意が必要です。

踏み固めを防ぐためには、庭に飛び石や踏み石を設けて歩く場所を固定し、芝生に直接ダメージが集中しないようにするのがおすすめです。すでに踏み固めが気になる場合は、エアレーションを行って土をほぐしてあげましょう。庭を使いながらも、芝生への負担を分散させる工夫を取り入れてみてください。

防草シートを貼る

防草シートは、地面への日光を遮断することで雑草の発芽・成長を抑えるシートです。芝生を新たに張る際に活用したり、花壇や通路など芝生以外の部分に敷いたりすることで、雑草の手入れにかかる時間と労力を大幅に減らすことができます。

ただし、防草シートを芝生の下に直接敷いてしまうと、芝の根が土に届かなくなり生育が妨げられる可能性があります。防草シートは「芝生のある場所」ではなく、「芝生に隣接する砂利敷きや通路部分」に使用するのが基本です。雑草が生えやすい場所を特定して、ピンポイントで活用するとより効果的に使えます。

管理が難しい部分を人工芝にする

日当たりが悪い場所や水はけが悪い場所など、天然芝の育成が難しいエリアは、人工芝に切り替えるという方法もあります。人工芝は水やりも芝刈りも不要で、一年中同じ美しいグリーンを保つことができるため、管理の手間を大幅に削減できます。人工芝は味気なく思われるかもしれませんが、最近の人工芝は間近でよく見ないと気が付かない程精巧にできているものもあります。

天然芝と人工芝を組み合わせた「ハイブリッドガーデン」は、管理の効率を高めながら庭全体の見た目も美しく保てるスマートな方法です。例えば、よく使う動線部分や日陰のエリアを人工芝にして、日当たりのよい場所に天然芝を集中させることで、手入れの手間を最小限に抑えることができるでしょう。

お庭の芝生のお手入れは小回りの利くDROP&MOWがおすすめ!

このコラムでは、芝生のお手入れについて、水やり・芝刈り・サッチング・追肥・目土入れ・エアレーション・雑草駆除の7つをすぐに実践できる内容で詳しく解説しました。芝生は、それぞれ専用の道具も揃っており、初心者でも取り組みやすいガーデニングです。正しいタイミングと方法で行えば、お庭のグリーンも応えてくれるでしょう。

お手入れの中でも、初心者の方から「難しそう」というイメージが多いのが、芝刈りです。特に、夏場の生育が旺盛な時期の芝刈りは、本当に高頻度でできるのか心配な方もいるでしょう。

そんな不安を払拭するのが、ロボット芝刈り機「DROP&MOW」です。自動で緑色の芝生を感知して芝刈りをするロボットで、1度の充電で約3時間の連続運転が可能です。軽くコンパクトで小回りが利くうえに静音設計なので、一般家庭のお庭のケアに最適です。

忙しいけれど美しい芝生のお庭に憧れているという方やペットや子どもと芝生で思いっきり遊びたいという方に選ばれています。ぜひこの機会にご検討ください。

お庭の芝生の手入れ方法完全版!年間カレンダーや楽に管理する裏ワザもご紹介!(イメージ)
ロボット芝刈機 DROP & MOW
お庭の芝生の手入れ方法完全版!年間カレンダーや楽に管理する裏ワザもご紹介!(イメージ)
本製品で芝刈りを始める前に芝刈りエリアとエリア外とが明確に分かるようにし、芝刈りエリアにある障害物(葉っぱ、枝など)を取り除きます。※境界を定めないと本製品が芝刈りエリア外に出てしまうことがあります。
お庭の芝生の手入れ方法完全版!年間カレンダーや楽に管理する裏ワザもご紹介!(イメージ)
本体のカメラが緑色の芝を認識、超音波センサーが低い草木やフェンスなどの障害物を検知するため、本体が芝刈りエリアから出ることを防ぎます。
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便利なバッテリー式。バッテリーの連続使用時間は約3時間です。
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コントロールボタンは5つあります。機械が苦手な方でも簡単に使用することができます。
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着脱式のキーを抜いておけば、小さい子供が触っても電源が入ることがありません。
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本体重量は約6.8kgですので、ご高齢の方や女性の方でも持ち運び可能です。
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本製品の防水性能はIPX4です。キーとバッテリーを取り外していただき、雨の当たらない場所での保管をお願い致します。
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コラム著者

満岡 雄

玉川大学農学部を卒業。セイコーエコロジアの技術営業として活動中。全国の生産者の皆様から日々勉強させていただき農作業に役立つ資材&情報&コラムを発信しています。XとInstagramで最新情報を投稿していますのでぜひ御覧ください。

 

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