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コガネムシの対策方法を詳しく解説|初動対応が大切
公開日2022.07.12
更新日2022.07.12

コガネムシの対策方法を詳しく解説|初動対応が大切

コガネムシ(黄金虫)は成虫も幼虫も植物に悪影響を与える害虫としての一面を持つ昆虫です。被害を受けた植物は葉と根にダメージを受けるため、元気を失い、最悪の場合は枯死してしまうこともあります。今回のコラムではコガネムシの対策方法を詳しく解説していきたいと思います。ぜひ最後までご一読ください。

コガネムシとは?|生態と特徴

コガネムシ(学名:Mimela splendens、漢字:黄金虫)は甲虫目コガネムシ科に属する昆虫です。ドウガネブイブイ、アオドウガネ、マメコガネ等が挙げられ、日本各地の雑木林~住宅街までの広い範囲に分布しています。コガネムシの一生は1年~2年程度です。春になると羽化した成虫は植物の葉を餌にしながら活動し、交尾した雌成虫は土中に産卵します。幼虫は植物の根を餌にしながら成長し、幼虫のまま越冬して春先に蛹になります。成虫の体長は1cm~2cm前後で、体色は緑色、金属色、赤紫色といった様々なカラーバリエーションがあります。成虫は電灯に集まる習性があることから、住宅街等身近な場所でも遭遇する機会が多いです。

コガネムシによく似た昆虫にカナブンがいますが、カナブンは広葉樹の樹液を好みますのでその点で区別することができます。またカナブンは羽の付け根が逆三角形をしている点も見分け方のポイントの一つです。

カラフルかつメタリックで目立つ昆虫であるコガネムシは小さな子供には人気のある昆虫かもしれません。一方で農業、家庭菜園、ガーデニングにおいて、成虫は主に葉を食害、幼虫は植物の根を食害するやっかいな害虫として知られています。次章からはコガネムシの被害と予防と駆除に関して詳しく記載します。

実際のコガネムシによる被害とは?

成虫による被害

葉と花を食害します。前者(葉)は葉脈を残して食害するため、葉が光合成できなくなり、植物が元気をなくす原因となります。後者(花)は食害されると観賞価値や商品価値が損なわれます。

幼虫による被害

根を食害します。細い根から食害していくこと多いようです。植物は根を失うと養分の吸収ができなくなるので、元気がなくなり、最悪の場合は枯死してしまいます。土中にいる幼虫は外からは見えないので被害の発生に気づかない場合が多いため注意が必要です。

コガネムシが好む植物は?

コガネムシは野菜・果樹・草花・樹木などのあらゆる植物を好みます。特に発生しやすい植物の例を挙げると、花き類ではヒマワリ、バラ、アサガオ、ベゴニア等。野菜類ではインゲン、ナス、イチゴ、トマト等。果樹ではブドウ、ブルーベリー、カキ等があります。一方でマリーゴールド、ニンニク、ミント等はコガネムシが嫌う植物なので、コンパニオンプランツとして一緒に植えると予防効果が見込めるようです。

コガネムシの予防と駆除|初動対応が大切

コガネムシの鉄則は見つけ次第すぐに対処することです。本章では対策方法を詳しく記載します。

手で捕獲する

成虫も幼虫も見つけ次第すぐに捕獲しましょう。成虫は早朝や雨の日だと動きが鈍いので比較的簡単に捕獲できるようです。捕獲した時に驚いてフンを出すことがあるので、手袋や軍手をすることをおすすめします。

防草シートやマルチシートを敷く

本来は雑草が生えるのを防止する用途の資材ですが、コガネムシの雌成虫が土中に潜って産卵することを防ぎます。土の表面が見えないように隙間なくしっかりと敷くことがコツです。

フェロモントラップで捕獲する

性フェロモンや植物誘因物質を装置にセットし、コガネムシを誘引して捕獲する装置が専門メーカーから販売されています。無農薬や減農薬で農作物を栽培している方にもおすすめです。

殺虫剤を散布する

コガネムシを駆除するための薬剤はインターネット通販、肥料店、ホームセンター等で入手できます。ダイアジノン粒剤、マラソン乳剤、スミチオン乳剤、オルトラン粒剤といった薬剤が有効のようです。

鉢植えでの対策

庭等で植物を鉢植えで育てている場合は知らず知らずのうちにコガネムシの雌成虫が土中に卵を産み付けている場合があるので注意が必要です。予防するには100円ショップ等で売っているプラスチック製の鉢底ネットを鉢表面の土の上に覆うように設置することをおすすめします。雌成虫が土に潜れないように隙間なくしっかりとブロックしましょう。なお土の表面がふかふかしてきたり、株を揺らすとぐらついたり、葉が黄色や茶色に変色して枯れる場合はコガネムシの幼虫の被害を疑いましょう。そのような被害が見られたら、植え替えを行います。植物を根元から慎重に引き抜き、根を切りそろえ、新しい培養土を投入して植えつけましょう。

コガネムシ対策におすすめの装置

コガネムシ類発生予察(モニタリング)用資材|ニューウインズパック

そこで紹介したいのがコガネムシ類発生予察(モニタリング)用資材ニューウインズパックです。畑・果樹園・園芸などに設置することで特殊なルアーがコガネムシ類を誘引し捕獲します。ルアーには性フェロモンまたは植物誘因物質が練り込まれており、設置場所から50~100mの距離のコガネムシ類を誘因します。発生数・発生範囲・発生源といった駆除の指標となる情報が得られます。無農薬なので安心安全です。

設置はとっても簡単です。ルアーを装着し地表より1m前後またはできるだけ地表近くに設置するだけです。ルアーの交換周期は2~3カ月です。

※使用するルアーや設置場所は、コガネムシの種類によって変わりますのでご注意ください。

捕獲できるコガネムシの種類

マメコガネ・ヒメコガネ・ドウガネブイブイ・セマダラコガネ・ヒラタアオコガネ・チビサクラコガネ・アシナガコガネ・オオサカスジコガネ・アオドウガネ・ナガチャコガネ・スジコガネ・ツヤコガネ・シロテンハナムグリ

コガネムシの被害から植物を守りましょう

今回はコガネムシの対策に関して詳しく記載してきました。コガネムシも他の害虫と同様に、日頃から予防し、発生してしまった場合は被害を拡大させないために適切な対応をすることがとても大切です。コガネムシの被害から大切な植物を守りましょう。今回のコラムがお役に立てますと幸いです。

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