しかし、ハウスという限られた空間で効率よくニラを育てるには、施設の準備から日々の管理まで、押さえるべきポイントがいくつもあります。このコラムでは、ハウスでニラを栽培するための具体的な方法やコツ、収量アップと安定出荷を実現するための管理技術を、はじめての方にもわかりやすく解説していきます。
ニラのハウス栽培とは?
ニラは比較的育てやすい作物で、多年草のため一度定植すればおおむね3~5年にわたって繰り返し収穫できることから、多くの農家さんがチャレンジしている作物です。ヒガンバナ科ネギ属の葉物野菜で、独特の香りや栄養価の高さから需要も高く、安定した出荷が見込める点も魅力といえます。そんなニラは寒さや暑さに比較的強く、露地・ハウスのどちらでも栽培できる作物です。ただし、冬場になると越冬のために地上部の生育が止まり、休眠状態に入ります。この影響で、露地栽培では冬季の収穫量が大きく減少し、出荷が不安定になりやすくなります。一方、ハウス栽培(施設栽培)であれば温度管理や保温対策によって冬場でも生育を促進できるため、露地では出荷が少なくなる端境期に安定した出荷を行いやすくなります。また、適切な管理を行えば、定植後3〜5年程度は同じ株から収穫を続けることができ、初期コストを抑えながら長期的な栽培計画を立てやすい点もニラ栽培の特徴です。株を弱らせないよう収穫間隔や施肥管理に注意する必要がありますが、基本を押さえれば安定した生産が可能です。この記事では、ハウス栽培を中心にニラ栽培の方法や注意点を詳しく解説していきます。
ニラのハウス栽培と露地栽培の比率(全国)
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栽培形態 |
比率(概算) |
特徴 |
|---|---|---|
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ハウス栽培 |
約70〜80% |
周年出荷・品質安定・高単価 |
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約20〜30% |
春〜夏中心、地域限定 |
都道府県別 ニラ作付(生産)ランキング
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順位 |
都道府県 |
特徴 |
|---|---|---|
|
1位 |
栃木県 |
全国シェア約30%前後、圧倒的1位 |
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2位 |
高知県 |
冬春ニラ、ハウス栽培中心 |
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3位 |
茨城県 |
首都圏向け、安定供給 |
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4位 |
福岡県 |
九州最大産地 |
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5位 |
群馬県 |
栃木県に次ぐ関東産地 |
ハウスでニラ栽培を行うメリット・デメリットは?
まずは、ハウスでニラ栽培を行うメリット・デメリットを、露地栽培と比較してまとめてみます。ニラの栽培方法で迷われている方の参考になれば幸いです。
メリット
ハウスでニラ栽培を行う場合の露地栽培と比べたメリットは、次のとおりです。
- 周年出荷が可能
- 気温・湿度管理の精度が高い
- 病害虫リスクを抑えやすい
- 収量の安定と計画出荷がしやすい
- 労働効率が向上する
ハウス栽培の最大のメリットは、天候の影響を受けにくく、安定した生産ができる点にあります。露地栽培では気温の変化や降雨・強風などに左右されやすい一方、ハウスであれば温度や湿度を適切に管理できるため、生育が揃いやすく、品質の安定につながります。また、環境をコントロールすることで病害虫の発生リスクを抑えやすくなる点も大きな利点です。加えて、冬場でも生育を促進できるため、露地では出荷量が減る端境期でも周年出荷や計画的な出荷が可能になります。天候に左右されず作業できることから、作業計画が立てやすく、労働負担の軽減や作業効率の向上にもつながります。こうしたメリットにより、市場ニーズに合わせた安定供給がしやすくなり、取引先との信頼関係を築きながら収益性を高められる点が、ハウスでニラ栽培を行う大きな魅力といえるでしょう。
デメリット・注意点
一方、ハウスでニラ栽培を行う場合は露地栽培に比べて次のようなデメリットや注意点があります。
- 初期投資が必要
- ランニングコストがかかる
- 病害虫が発生・拡大しやすい
- 環境管理の知識が求められる
ハウス栽培では、ハウス本体や設備導入に初期費用がかかるため、露地栽培に比べて資金面の負担が大きくなります。また、暖房や換気、設備の維持管理などに継続的なコストが発生する点にも注意が必要です。維持費をなるべく下げるためには、なるべく電力を使わずに生育環境を整えてあげる工夫を行うことが大事です。ハウス内は密閉性が高いため、病害虫が発生すると短期間で広がりやすい環境でもあります。加えて、温度・湿度・換気などの環境管理には一定の知識と経験が求められます。特にはじめてハウス栽培に挑戦される方の場合は、最初は試行錯誤が必要になるでしょう。しかし、基本を押さえて管理を続けることで徐々に安定した栽培が可能になるでしょう。
ニラのハウス栽培と露地栽培のメリット・デメリット
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栽培方式 |
メリット |
デメリット |
|---|---|---|
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ハウス栽培 |
・気温・湿度を管理でき、周年または早出し出荷が可能 |
・ハウス建設や被覆資材、暖房など初期投資・維持費が高い |
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・設備がほとんど不要で、初期コストが低い |
・気温や降雨の影響を受けやすく、収穫時期が限定される |
ハウスで行うニラ栽培の流れと栽培方法
ニラのハウス栽培は、冬作と夏作を並行して組み合わせれば、安定した周年出荷を叶えることができます。下記は、こうち農業ネットに掲載されている栽培の流れを、分かりやすく表にしたものです。
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工程 |
冬作 |
夏作 |
|---|---|---|
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播種 |
2月上旬~3月上旬 |
12月上旬~12月下旬 |
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定植 |
7月上旬~8月上旬 |
4月中旬~5月中旬 |
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収穫(6~7回ほど) |
10月下旬~5月下旬 |
7月中旬~3月上旬 |
ステップ1:栽培準備
ニラの土壌作りはpH調整と排水確保が鍵です。そのため、播種前に施肥や土壌改良で適切な環境を作ってあげることが大事です。具体的には、土壌をpH6.5(弱酸性)に石灰資材で調整した後、2~4週間置いて完熟堆肥(10aあたり1〜3t)を圃場に全面散布し物理性を改善していきます。元肥は10aあたりN・P・K各8~12kg控えめに施用し、多肥好みのニラ特性を追肥で補うのが安全です。元肥を混ぜる際には15〜25cm程度まで耕起して土壌全体の通気性を改善してください。その後、湿害防止のために畝立てをしていきます。ニラは浅根性で根腐れしやすいため、畝高は10〜15cmにし、周囲排水溝を整備するようにしてください。
ステップ2:播種・定植
ニラの栽培は、直に種を播くか、苗を植える形で始めていきます。それぞれの場合を簡単にチェックしていきましょう。
播種の場合
ニラの種まきは、冬作で2〜3月、夏作で12月に行っていきます。10℃を下回ると極端に発芽しなくなってしまうのでハウス内の温度が20℃前後であることを確認して行うようにしてください。ニラの種子は基本的に発芽率が高い(70~90%)です。ただし、地温が低い(15℃~18℃)場合や、発芽を早めたい場合は、播種前に種子を一晩水に浸漬しておくと良いでしょう。条間は15cm~20cmとし、深さ5〜8mm程度土を被せて軽く押さえてください。密播は細く弱い株の原因になるますので注意しましょう。その後、水やりをして活着を促します。ニラは、最適温度20℃前後で管理すれば1週間以内に芽が出始め、10〜14日で揃います。低温期は保温(トンネル掛け)で促進し、乾燥防止に注意してください。
苗植えの場合
苗から始める場合は、冬作の場合は育苗に2ヵ月程度、夏作の場合は育苗に1ヵ月程度かかります。本葉が3枚から4枚になったら定植できる目安です。定植の際の株間は、畝幅80~100cm、株間10~15cmを目安にします。あまり密植しすぎると風通しが悪くなり病気が発生しやすくなり、逆に疎植すぎると収量が落ちます。植え付けは根を広げるようにして、浅植えを心がけます。深植えにすると生育が悪くなることがあります。定植後は十分に灌水して、根と土を密着させます。最初の1週間~10日は、活着を促すために土壌を乾燥させないよう注意してください。ただし、過湿にならないように排水にも気を配ることも大事です。この時期に根がしっかり張れば、その後の生育がスムーズになります。早く収穫を始めたい場合や確実な品質の株を増やしたい場合は、株分けが有効です。株分けを行う場合は、3月下旬~4月に親株を掘り上げます。葉を地上15~20cmで刈り揃え、株周りをスコップで掘り起こして根株を土から引き抜きます。 土を落として手で3〜5本ずつの束に割り、元の深さと同じ植え付け穴へ植え付けます。 元肥を施した溝に定着させ、水やりで根を密着させて完了です。古い根や傷んだ部分は切り取り、葉も半分程度の長さに切り詰めておくと、定植後の活着が良くなります。
ステップ3:定植後管理
ニラは高温・低温への耐性が比較的高い作物ですが、定植後の環境管理がその後の生育と収量を大きく左右します。生育適温は20〜25℃で、この範囲では分げつが旺盛になり、新葉の伸長もスムーズに進みます。日中は25℃以下を目安に管理し、夏場は換気や遮光ネットを活用して高温を避けましょう。25℃を超えると葉が細く徒長しやすくなり、30℃以上では生育が鈍化、40℃近くになると葉先の曲がりや葉焼けが発生します。一方、5℃以下では生育がほぼ停止するため、冬期は保温対策で夜温10℃以上を確保するようにしてください。水分管理にも注意が必要です。ニラは浅根性で酸素を多く必要とするため、排水不良や過湿には弱い反面、夏の高温期には乾燥による生育障害も起こりやすくなります。土壌は常に適度な湿り気を保ちつつ、畝間への土寄せなどで通気性を高めましょう。また、ニラは好光性作物のため、日当たりの良さも重要です。日長12時間以上を確保することで葉の伸長が安定します。
ニラの適温の目安
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区分 |
適温 |
解説 |
|---|---|---|
|
生育最適温度(気温) |
20〜25℃ |
葉の伸び・色・太さのバランスが最良 |
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最低生育温度 |
5℃前後 |
生育は遅いが枯死しない |
|
高温ストレス開始 |
30℃以上 |
葉が細くなり、軟弱化・病気増加 |
|
地温の最適 |
15〜20℃ |
根張り・再生力が高い |
ステップ4:収穫
ニラの収穫は、葉が30~40cm程度に伸びたタイミングで行います。収穫作業は、株元から5cm~7cm程度を残して刈り取ります。切り口は地際になりすぎないように注意してください。あまり低く刈りすぎると次の芽が出にくくなり、高すぎると切り株が残って見た目が悪くなります。収穫には鎌や専用の収穫ハサミを使い、切り口が揃うようにしましょう。収穫サイクルは季節によって変わります。生育が旺盛な春から夏は25日~30日程度で次の収穫ができますが、冬場は30日~40日程度かかります。収穫後はすぐに追肥を行い、次の生育に備えてください。収穫したニラは鮮度が命です。収穫後は速やかに調製作業を行い、根元を揃えて束ねます。一束の重さは100g~200g程度が一般的です。調製後は冷蔵庫で予冷し、できるだけ早く出荷しましょう。夏場は特に鮮度低下が早いので、朝の涼しい時間帯に収穫するなど工夫が必要です。
ハウスで行うニラ栽培のポイントと対策は?
ハウスでニラを栽培する際には、いくつかの重要なポイントを押さえることで、失敗を避けて安定した収量を得ることができます。ここでは、特に注意すべき管理のポイントと問題が起きた際の対策方法について詳しく解説します。
葉が固くならないように注意する
ニラの品質を左右する重要なポイントのひとつが、葉の柔らかさです。葉が硬くなると食味が落ち、商品価値も下がってしまいます。葉が硬くなる主な原因は、高温・水分不足・収穫の遅れなどです。最も注意したいのが温度です。春先~秋口にかけては日差しも強く、ハウス内温度が急に高くなってしまうことがあります。晴れた日は午前中の早い時間から換気を行い、ハウス内温度が25℃を超えないよう調整してください。特に収穫前は温度管理を徹底することが大切です。換気扇や遮光資材などのアイテムも活用して最適な環境を整えてあげましょう。水分管理も葉の柔らかさに直結するポイントです。土壌が乾燥しすぎると、ニラは水分を保持しようとして葉が硬くなってしまいます。特に生育が盛んな時期は、土の状態を確認しながら適切に灌水しましょう。ただし、過湿は根腐れの原因になるため注意が必要です。さらに、収穫の遅れにも注意しましょう。葉が伸びすぎると繊維が発達して硬くなってしまいます。葉長が30~40cm程度になったら適期を逃さず収穫することが、柔らかいニラを安定して出荷するコツです。
収穫後には追肥をする
ニラは刈り取り収穫を繰り返す作物のため、養分の消費が多く、追肥管理が収量を維持する重要なポイントになります。追肥のタイミングは収穫直後が基本で、速効性肥料を主力として、液肥を補助的に使用すると、初期の生育と持続的な養分供給の両方が期待できます。生育不良時は葉面散布も有効で、葉先枯れ予防や栄養速効補給に活用できます。ただし、肥料を多く与えすぎると塩類集積の原因になり、生育不良のもととなってしまうため、適量を意識した管理が大切です。
好光性のため冬期は補助照明を検討する
ニラは好光性植物で、日長12時間以上が分げつ促進・葉伸長に必要になります。そのため、特に冬期の短日条件下では生育が停滞しやすくなってしまいます。生育が悪く思われる際には補助照明の導入を検討することをおすすめします。具体的には、11月くらいから2月くらいにかけての時期に、LED照明(赤・青波長中心)を1日12〜14時間照射するよう設定します。照度は最低5,000〜10,000ルクスを葉面で確保できるようにしてあげてください。1㎡あたり20〜50WのLEDパネルで十分対応することができます。光環境管理は非常に重要ですが、初期投資や維持費からなかなか導入できないという方は、まず自然光と反射シートで多くの光を集めることから始めると良いでしょう。
連作障害は3年が目安!
ニラは連作障害が出やすい作物で、同じ場所で栽培を続けると、生育不良や病気が発生しやすくなります。これは、土壌中にネギ科作物を好む病原菌が増殖したり、特定の養分が偏って不足したりすることが主な原因です。特に、ニラは3年目以降に株の衰弱や病気が目立ち始めてきます。そのため、3年目を過ぎたあたりで収穫のオフシーズンに株を根ごと除去し、葉物(ホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ)や緑肥(ソルガム、クロタラリア、エンバク)など他の作物との輪作を行うのが理想です。
ニラがかかりやすい病害虫にも注意する
ハウス栽培では病害虫の管理が重要です。密閉された環境では、一度発生すると急速に広がる可能性があるため、予防と早期発見が何より大切になります。ニラに発生しやすい病害虫を知り、適切な対策を講じましょう。
ハウス栽培ニラでかかりやすい【病気】
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病気の種類 |
主な症状 |
発生しやすい条件 |
対策ポイント |
|---|---|---|---|
|
軟腐病 |
株元や葉鞘が水浸状に腐敗し、悪臭が出る。急激に株が枯死 |
高温多湿、過剰灌水、排水不良、傷口 |
排水改善、株元の乾燥維持、過湿回避、傷を付けない管理 |
|
白絹病 |
株元に白い糸状菌糸、茶色の菌核が形成され、株全体が枯れる |
高温(25℃以上)、多湿、連作 |
連作回避、太陽熱消毒、被害株の早期除去 |
|
疫病 |
葉が暗緑色に変色し、進行すると腐敗・萎凋 |
高温多湿、過湿土壌、換気不足 |
排水対策、換気強化、過剰潅水を避ける |
|
べと病 |
葉に淡黄色斑点、裏面に灰白色のカビ |
低温多湿、結露、夜間湿度高 |
朝の換気、換気扇や循環扇で結露防止、密植回避 |
|
さび病 |
葉に赤褐色〜黒褐色の斑点、葉が早期に枯れる |
昼夜の温度差大、湿度高 |
換気・除湿、被害葉の除去、肥料バランス改善 |
|
灰色かび病 |
葉先・傷口に灰色のカビ、腐敗 |
低温多湿、風通し不良 |
換気・循環、枯葉整理、収穫後の残渣管理 |
ハウス栽培ニラでかかりやすい【害虫】
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害虫の種類 |
主な症状 |
発生しやすい条件 |
対策ポイント |
|---|---|---|---|
|
葉が白っぽくかすれ、硬くなり商品価値低下 |
高温乾燥、施設内で周年発生 |
防虫ネット、青色粘着板、天敵・薬剤ローテ |
|
|
葉が銀白色に変色、生育不良 |
高温期、換気不足 |
初期防除徹底、残渣処理、密植回避 |
|
|
葉に白い筋状の食害跡 |
春〜秋、温暖条件 |
被害葉除去、粘着板、早期薬剤防除 |
|
|
夜間に葉を食害、株元まで被害 |
高温期、雑草多い環境 |
防虫ネット、圃場周辺除草、フェロモン誘殺 |
|
|
ネダニ |
根が褐変・腐敗し生育停滞 |
高温乾燥、連作、未熟堆肥 |
土壌消毒、連作回避、健全苗使用 |
|
コガネムシ幼虫 |
根を食害し、株がぐらつき枯死 |
有機物多用圃場 |
未熟堆肥回避、土壌消毒、発生圃場の管理強化 |
ハウス内の温度・湿度管理は空動扇/空動扇SOLARがおすすめ!
ハウス内の温度・湿度管理は、ニラ栽培を成功させるうえで最も重要なポイントです。前述のように温度が高すぎると葉が硬くなり、低すぎると生育が鈍くなってしまいます。また、湿度管理も病気予防の面で欠かせません。特に冬場は結露がカビ由来の病気の原因になることも多いため、保温と換気を組み合わせて結露を抑える対策をすることが大事です。
こうした温度・湿度管理を効率よく行う手段として有効なのが、セイコーエコロジアの空動扇/空動扇SOLARです。空動扇はハウス内の空気を上部から効率よく抜く換気扇で、温度や湿度を抑え、結露や病害の発生リスクを軽減することが期待できます。
空動扇は自然の力を、空動扇SOLARは自然の風+SOLARの力を活用することで換気するため、電気代などのランニングコストを抑えることも可能です。ハウス内の気温を作物に快適な環境に保てるだけでなく、台風などによるハウスの倒壊対策でも注目されている設備です。
ハウスなら安定したニラ栽培が可能に!
ハウスでのニラ栽培は、適切な施設準備と日々の管理を行うことで、安定した収量と収益が期待できる魅力的な農業経営の選択肢です。温度や湿度を管理できるハウスの利点を活かせば、計画的な出荷が可能になります。成功のポイントは、土壌作りをしっかり行うこと、こまめな追肥と灌水管理を徹底すること、温度と湿度のバランスを保つこと、そして病害虫の予防と早期発見に努めることです。連作障害への対策や葉の品質管理にも注意を払いながら、株の更新時期を見極めて計画的に栽培を続けることで、長期的に安定した経営が実現できます。初めての方は小規模から始めて技術を確立し、段階的に規模を拡大していくことをおすすめします。ハウス栽培の技術を習得して、質の高いニラを安定供給できる生産者を目指しましょう。
コラム著者
満岡 雄
玉川大学農学部を卒業。セイコーエコロジアの技術営業として活動中。全国の生産者の皆様から日々勉強させていただき農作業に役立つ資材&情報&コラムを発信しています。XとInstagramで最新情報を投稿していますのでぜひ御覧ください。
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