導入事例
味や実成りが違う|勝沼のブドウ農家も絶賛
公開日2021.04.30
更新日2022.05.10

味や実成りが違う|勝沼のブドウ農家も絶賛

ブドウやモモ、スモモで国内最大の生産量を誇る山梨県。そのブドウの産地として名高い勝沼で一目置かれているのが阪本和彦(60歳)さんの作るブドウだ。この阪本さんが園主の『阪本ぶどう狩り園(甲州市勝沼町勝沼3033、電話0553-44-0133』には口こみで毎年各地から大勢の観光客が訪れ、今年のシルバーウィークには休む暇もないほどの賑わいだった。この多くの人を魅了するブドウ作りに使われ始めたのが、アミノ酸入りバイオ肥料「オルガミン」だ。

一度食べてもらえばリピーターになる人は珍しくない

180aと近隣でも最大クラスのほ場面積を誇る阪本さんのブドウ園では人気の「デラウェア」をはじめ一粒40gという園自慢の超巨大粒種「天山」や「ピオーネ」「サニールージュ」「甲斐路」「藤みのり」などヨーロッパ系の品種を含めて15種類ほど生産している。案内してもらった約40aと最も広い栽培面積を取っているシャインマスカットのほ場は、甘い香りに包まれ、輝くような大粒がたわわに実る様子は見事なものだった、試食させてもらうと、甘さが口いっぱいに広がり手が止まらなくなるほど。「一度食べてもらえばリピーターになる人は珍しくない。だから固定客が多い」との言葉も納得だ。

葉が元気になり、実の成りが全然違う感じがした

形ももちろんだが、味も重視している」と阪本さん。「根回りにはカニ殻と魚粉を混ぜたものを大量に敷き詰めるなど、有機物をふんだんに使っているよ。他人からみれば『肥料代だけでこんなにかけているのか』とあきれる程使っている」と話す。一見すると豪快な印象だが、こと美味しいブドウ作りにかける情熱は相当なもので、有効だと思えるものには何でも取り入れてきた。そうした中で導入したのがアミノ酸入りバイオ肥料「オルガミン」だ。近隣のベテラン農家から紹介されて、スモモで使ってみたところ、「葉が元気になり、実の成りが全然違う感じがした」。

新梢の伸びや肥大の仕方がいつもより良くなり過ぎて、近隣の農家からも驚かれた

そこで去年からブドウにも使用。「栽培の一番のポイントは生育ステージに合わせてケアをしてやること」と言い、同肥料を芽かき期・摘粒期などで農薬と一緒に散布。摘房・袋かけ以降は葉を中心に散布した。「濃いめに散布したからかもしれないが、新梢の伸びや肥大の仕方がいつもより良くなり過ぎて、近隣の農家からも驚かれたよ」と苦笑。「糖度も高くなり味も良くなったので今後も使っていく」と効果を実感していた。

【オルガミン】

アミノ酸入りバイオ肥料。22種類のアミノ酸に核酸とビタミン、マグネシウムなどの微量要素が豊富に含まれている。葉面散布の方法で使い、アミノ酸群が成長の過程で必要とされる酵素の源となり、根や茎、葉、果実の成長を促し、高温や低温の障害や病気に対する抵抗力を増大させる。

 

農村ニュース(国際農業新聞社)発行より記事抜粋

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