この記事では、芝生の種類の選び方から張り方、水やり・芝刈り・施肥などの日常的なお手入れ方法、さらにトラブルが起きたときの対処法まで、わかりやすく丁寧に解説します。ぜひ最後まで読んで、理想の綺麗な芝生づくりに役立ててください。
綺麗な芝生とは?
綺麗な芝生とは下記の3条件がそろった状態を指します。
- 色むらがなく均一なグリーンであること
- 雑草が生えていないこと
- 密度が高く薄い部分がないこと
そんな綺麗な芝生の魅力は、見た目の美しさだけではありません。青々とした天然芝は自然のやわらかな雰囲気を演出し、ふかふかとした感触で子どもやペットも安心して遊べます。また、花壇や鉢植えとの相性も良く、庭全体をより引き立ててくれるでしょう。さらに、コンクリートのような強い照り返しが少なく、夏場でも比較的涼しく過ごしやすい点も特長です。費用面でも導入しやすく、DIY施工やリフォーム時の撤去が比較的簡単なのも利点です。
綺麗な芝生を実現するためには、芝の種類選びから始まり、適切な張り方・日常的なお手入れ・トラブルへの早期対応が欠かせません。「なんとなく水をあげているだけ」では、芝生はどんどん元気を失ってしまいます。逆に言えば、正しい管理方法を実践すれば、初心者でも驚くほど美しい芝生を維持することができるでしょう。
綺麗な芝生を維持するには芝生選びが大事!種類を徹底解説
綺麗な芝生を育てるうえで、最初に大切なのが「どの芝生を選ぶか」という判断です。芝生には大きく分けて「日本芝」と「西洋芝」の2種類があり、それぞれ見た目・育てやすさ・適した環境が異なります。自分の庭の環境や生活スタイルに合った種類を選ぶことが重要です。ここで詳しく見ていきましょう。
日本芝
日本芝とは、日本の気候に適応して育ってきた芝生の総称です。高温多湿の日本の夏に強く、乾燥にも比較的耐えられるため、一般家庭の庭に最も多く使われている種類でもあります。
日本芝の大きな特徴は、「暖地型」であることです。春〜秋にかけて活発に生育し、冬になると休眠して枯れたような茶色になります。見た目が寂しくなる冬がデメリットと感じる方もいますが、季節の趣を感じられる庭として美しさを楽しむ方も少なくありません。
日本芝の代表的な種類と特徴は下記の通りです。
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代表的な種類 |
葉の特徴 |
耐性・生育特性 |
管理のしやすさ |
|---|---|---|---|
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高麗芝(コウライシバ) |
葉幅:約 2〜4 mm |
最適生育温度:25〜35℃ |
芝刈り頻度:成長期:月2〜4回(1~2週間に1回程度) |
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姫高麗芝(ヒメコウライシバ) |
葉幅:約 1〜2 mm(非常に細い)葉長:約 5〜10 cm |
生育停止温度:約15℃以下 |
芝刈り頻度:月3〜5回(細かい管理が必要) |
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野芝(ノシバ) |
葉幅:約 4〜7 mm(太い) |
最適生育温度:25〜35℃ |
芝刈り頻度:月1〜2回(少ない) |
*SPAD(スパッド)値とは、物の葉に含まれる葉緑素(クロロフィル)の量を葉緑素計で測定した指標
このように、綺麗で密度の高い均一な芝生を作りたい場合には、姫高麗芝や高麗芝が適しています。一方で、見た目よりも管理の手軽さを重視する場合は、野芝の方が向いているでしょう。どの種類も、西洋芝よりも管理の手間は楽な傾向にあり、やや粗目の見た目になるというのは理解しておきたいポイントです。
西洋芝
西洋芝とは、ヨーロッパや北米原産の芝生の総称です。西洋芝の多くは「寒地型」に分類され、冷涼な気候を好むのが特徴です。秋から春にかけて美しい緑色を保ちやすく、冬でも青々とした景観を楽しめる点が日本芝との大きな違いです。
一方で、高温多湿の日本の夏には弱く、蒸れや病気のリスクが高まるため、こまめな芝刈りや水管理、風通しの確保など丁寧な手入れが求められます。特に関東以南の暖かい地域では、夏越しのための対策や水やりの管理が重要になります。また、西洋芝の多くは種から育てるタイプが主流で、発芽から根付きまでの初期管理が少々手間に感じることもあります。
西洋芝の代表的な種類と特徴は下記の通りです。
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代表的な種類 |
葉の特徴 |
耐性・生育特性 |
管理のしやすさ |
|---|---|---|---|
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ペレニアルライグラス |
葉幅:約 2〜5 mm |
最適生育温度:15〜25℃ |
芝刈り頻度:週1〜2回(生育旺盛) |
| アニュアルライグラス (イタリアンライグラス) |
葉幅:約 3〜6 mm(やや広い) |
耐暑性:非常に弱い(夏に枯れる) |
芝刈り頻度:週1回以上 |
| ケンタッキーブルーグラス |
葉幅:約 2〜4 mm |
最適生育温度:15〜25℃ |
芝刈り頻度:週1回程度 |
「綺麗な芝生」としてよくイメージされる高密度でふかふかな芝生のイメージは、多くの場合ケンタッキーブルーグラスのような繊細な芝生が美しく整えられている姿でしょう。しかし、西洋芝を選ぶ際には、庭の日照や気候条件、手入れがどれだけできるかなどが大事になります。特に、関東から西の場合は、寒冷芝は暑さに耐えられず枯れてしまうこともあるので、よく検討することが大事です。
ただし、冬の間も青々とした綺麗な芝生を維持するためにオーバーシードとして西洋芝を活用することもあります。たとえば、ベースを日本芝とし、アニュアルライグラスを冬季だけ植えることで、綺麗な芝生を楽しむことができます。アニュアルライグラスは温かい時期になると自然と枯れるため、比較的管理の手間もないのも特徴です。
綺麗な芝生にするために!張り方をステップで解説
芝生を綺麗に育てるためには、最初の「張り方」がとても重要です。ここでの準備が不十分だと、後からどれだけ手をかけてもうまく育ちにくくなってしまいます。
芝生の張り方には大きく「芝生マットを使う方法」と「種から育てる方法」の2つがあります。それぞれの手順とポイントを詳しく見ていきましょう。
①芝生マットを使う方法
芝生マット(ロール芝・切り芝)とは、すでに芝が育てられた状態でカットされたシート状の芝生のことです。張り付けるだけで短期間に見た目が仕上がるため、初心者の方や早く芝生を完成させたい方に向いています。ホームセンターや園芸店で購入でき、比較的手軽に始められるのも魅力です。
ステップ1:芝生を張る準備をする
まず、芝生を張る場所の土づくりから始めましょう。雑草や石などの異物を取り除いてから、土が固い場合はスコップやクワで軽く耕してください。
水はけが悪い土壌の場合は、川砂を混ぜ込むか、市販の芝生専用培土を使うとよいでしょう。芝生は水はけの悪い環境が非常に苦手で、根腐れや病気の原因になります。土の準備が終わったら、表面を平らにならして、芝生マットを張る準備の完成です。
ステップ2:芝生マットを並べる
整地が完了したら、芝生マットを並べていきます。庭で芝生マットを並べる方法には、下記のような種類があります。
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べた張り(全面張り・平張り) |
目地張り |
市松張り |
|---|---|---|
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・敷いてすぐ綺麗な芝生になり、雑草も発生しにくい。 |
・芝量3/4程度で経済的。 |
・芝量半分で最安だが、完成まで3ヶ月以上かかることもある。 |
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・芝マットを端から端までぴったり並べ、上下左右の目地を十文字にせずずらして配置。 |
・芝間3~5cm隙間を空け、レンガ状に張る。 |
・マットサイズ分隙間を空け、市松模様にする。 |
ロールの場合も、マットの場合も、基本的には上記の並べ方を行いますが、マットを置く際には目地を十字にあわせず互い違いにすることが大事です。こうすることで、目土が流れてしまうのを防ぎやすくなります。
また、マットどうしが重なり合わないように注意してください。ベタ張りの場合も、マットどうしは指1本分くらい空けておくことをおすすめします。
ステップ3:活着を促す
並べ終わったら、目地と目地の間の隙間を「目土」と呼ばれる砂や培土で埋めていきます。マットと同じ高さになるまでが目安です。
マットの隙間を埋めたら、ふるいや散布機を使って目土を芝生全体に撒いておきましょう。こうすることで、芝生の根を直射日光や乾燥から守りつつ活着を促進するとともに、表面の凹凸を平らに整え水はけを向上させることができます。全体に撒く目土の目安は、厚さ0.5〜1cm程度で、均一に散布する事が大事です。
目土を撒いたら、芝生が地面にしっかり密着するよう、板の上から踏んで十分に水やりをしてください。
芝生は、活着するまでの期間(通常2〜4週間)は非常にデリケートな状態です。土が乾かないよう毎日たっぷりと水を与えましょう。また、芝生の上を歩いたり、重いものを置いたりしないようにしてください。活着を確認したら(芝を引っ張っても抜けない状態)、通常の管理へと移行できます。
芝生マットを使う場合のポイント
芝生マットは、購入後できるだけ早く張るようにしましょう。マットのまま放置すると、芝が乾燥したり、積み重なることで蒸れて傷んだりすることがあります。購入した当日、または翌日には張り付けるのが理想的です。
また、張る時期も重要です。日本芝の場合は、芝が活発に成長する5〜8月が最適な時期です。この時期に張ることで活着が早まり、短期間で綺麗な芝生に仕上がります。逆に冬場の張り付けは活着しにくいため、避けるようにしてください。
②種から育てる方法
種まきによる芝生の育て方は、西洋芝に多く使われる方法です。芝生マットよりもコストが抑えられ、広い面積に均一に芝を生やせるメリットがあります。ただし、発芽・活着までに時間がかかるため、辛抱強く管理を続ける必要があります。
ステップ1:芝生を張る準備をする
種まきの場合も、まず土づくりからスタートします。雑草・石を取り除いて耕起し、水はけのよい土環境を整えることはマットの場合と同様です。特に種まきでは、発芽のために土の表面をきめ細かく平らに整えることが大切です。表面が凸凹していると種が流れたり、偏った発芽の原因になります。
土の準備ができたら、種が流れないよう軽く散水して土を湿らせておきましょう。また、種まき前に緩効性肥料を土に混ぜ込んでおくと、発芽後の初期生育をサポートできます。
ステップ2:種を播く
種は、手で均一に撒くか、種まき用のハンドスプレッダーを使うと偏りなく播けます。播く量は商品の説明書に従いますが、一般的には1㎡あたり20〜30g程度が目安です。多すぎると密生しすぎて病気になりやすく、少なすぎるとムラが出るため、均一に播くことを意識してください。
種を播き終えたら、レーキなどで軽く土と混ぜ合わせ、その上から目土をかぶせます。こうすることで、雨や水やりで種が流れてしまったり鳥に食べられてしまったりを防ぐことができます。覆土の目安は1~2mm程度で、種が完全に土に隠れる状態にしておきましょう。覆土が終わったら、種が流れないように優しく霧状の水を全体にかけてください。
ステップ3:発芽を促す
種まき後は、土が常に湿った状態を保つことが発芽の鍵です。発芽するまでの1〜2週間は、乾燥させないよう1日に2回(朝・夕)を目安に水やりを続けましょう。乾燥は発芽率を大幅に下げてしまうため、この時期の水やりは特に念入りに行ってください。
発芽が確認されたら、徐々に水やりの回数を減らし、根がしっかり張るのを待ちます。芝の草丈が5〜6cm程度になったら最初の芝刈りを行いましょう。芝刈りを繰り返すことで横への広がりが促され、密度の高い綺麗な芝生へと育っていきます。
種から育てる場合のポイント
種まきに適した時期は、西洋芝であれば気温が15〜25℃程度の春(3〜5月)か秋(9〜10月)が最適です。夏の高温期や冬の低温期は発芽率が著しく下がるため、時期の選択が非常に重要となります。
また、発芽して間もない芝生は非常に繊細です。活着が完了するまでの数週間は、芝生の上を歩かないようにし、強直射日光や乾燥から守るために不織布などで覆っておく方法も有効です。手間と時間はかかりますが、種から育てる芝生は愛着もひとしおでしょう。
綺麗な芝生を維持するためのお手入れ方法は?
綺麗な芝生を長く維持するためには、日常的なお手入れが欠かせません。芝生の管理は複雑に思われがちですが、基本となるのは「肥料」「水やり」「雑草駆除」「芝刈り」の4つです。
それぞれの正しい方法を理解することで、初心者でも無理なく美しい芝生を保つことができます。
肥料
芝生は見た目以上に多くの栄養を必要とする植物です。適切に肥料を与えることで、葉色が濃くそろい、密度の高い綺麗なグリーンの芝生に仕上がります。反対に栄養が不足すると、色が薄くなったり生育が弱まったりして、雑草に負けやすくなることもあります。
施肥の際は、気温が高すぎる日や強い日差しの下を避け、均一に散布すること、そして必ず規定量を守ることが大切です。芝生専用肥料を使用し、説明書に従って管理することで、健やかで美しい芝生を長く維持できます。
芝生用肥料には、「速効性タイプ」と「緩効性タイプ」があります。速効性は即効性があるのが魅力ですが、量を誤ると肥料焼けを起こすリスクがあります。一方、緩効性は穏やかに効き続けるため、初心者にも扱いやすいのが特長です。芝のタイプごとの施肥の時期と注意点は次の通りです。
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種類 |
主な施肥時期 |
注意点 |
|---|---|---|
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日本芝 |
・緩効性肥料は、春(4月)・夏(7月)年2回 |
・速効性タイプも緩効性タイプも生育旺盛期に集中。 |
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西洋芝 |
・緩効性肥料は、春(4月)・秋(10月)がメイン |
・夏高温期は水管理を重視し、施肥を控えめにして蒸れを防止する。 |
水やり
水やりは「少量を頻繁に」ではなく、「たっぷりと与えて土をしっかり湿らせる」ことが基本です。少量の水やりを繰り返すと、根が地表付近にしか張らず、乾燥や暑さに弱い芝生になってしまいます。水は土の深くまで浸み込ませることを意識して与えましょう。
水やりのタイミングは、基本的に朝の涼しい時間帯が最適です。夕方や夜に水やりをすると、土が湿った状態で夜を迎えることになり、病気(特に菌類によるもの)が発生しやすくなります。日中の高温時の水やりも、水が蒸発しやすく効率が悪いうえに蒸れの原因になるため、できるだけ避けるようにしてください。
水やりについても、日本芝と西洋芝では大きく異なります。下記にポイントをまとめたのでチェックしてみてください。
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種類 |
主な水やり時期・頻度 |
注意点 |
|---|---|---|
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日本芝 |
・夏場(6-8月)1日〜2日に1回。 |
・乾燥耐性が強い。 |
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西洋芝 |
・通年必要。 |
・根が浅いため、乾燥・高温に弱く頻度多め。 |
雑草駆除
雑草は芝生の大敵です。芝生の間に雑草が生えてしまうと、栄養や水分、光を奪われて芝が弱ってしまい綺麗な芝生から遠のいてしまいます。早期発見・早期対処が雑草管理の基本で、小さいうちに抜いてしまうのが一番効果的な方法です。
手作業での除草が最も確実ですが、根ごとしっかり抜かなければすぐにまた生えてきます。根が深いスギナやカタバミなどの雑草は、根っこを残さずに取り除くことが大切です。除草ツールや根抜き専用のウィーダーを活用すると、作業がぐっと楽になるでしょう。
雑草が多い場合や手作業では追いつかない場合は、芝生専用の除草剤(選択性除草剤)を使う方法もあります。芝生専用の除草剤は、芝生を枯らさずに雑草だけを駆除できるように設計されています。ただし、使用前に芝生の種類との相性を必ず確認し、説明書の用量・用法を守って使用してください。
芝刈り
芝刈りは、綺麗な芝生を保つためのお手入れの中でも特に重要な作業です。定期的に芝を刈ることで、葉が横に密に広がり、密度の高い美しい芝生へと育ちます。また、芝を刈ることで光が地面に届きやすくなり、芝全体の健康状態も向上します。
芝刈りの目安となる高さは、日本芝の場合は草丈が3〜5cm、西洋芝の場合は草丈が2〜4cmです。刈りすぎ(スカルピング)は根や茎にダメージを与えるため、一度に刈る量は全体の1/3程度を上限とするのが鉄則です。
芝刈りの頻度は、芝生の種類によりますが、日本芝と西洋芝で概ね次の回数が目安となっています。
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種類 |
主な芝刈り時期・頻度 |
|---|---|
|
日本芝 |
・5〜8月週1回。 |
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西洋芝 |
・通年必要。 |
簡単・綺麗な芝刈りをするならロボット芝刈り機DROP & MOW
芝刈りを「もっと手軽にしたい」「毎週の作業が大変」と感じている方にぜひ知っていただきたいのが、ロボット芝刈り機「DROP & MOW」です。
DROP & MOWは、本体前方のカメラが緑色の芝を自動で認識するとブレードが回転して芝を刈ります。刈高は20〜60mmの5段階調整が可能な芝刈り機で、ランダム走行でムラなく刈り上げられるのが特徴です。細かくなった刈りカスはそのまま芝へ戻せ、自然な栄養補給を実現。境界ワイヤーや充電ステーションの設置が不要なため、複雑な初期設定もいりません。バッテリーは着脱式で、本体は約6.8kgと軽量で持ち運びやすいのもポイントです。
DROP&MOWを活用すれば、手間を大きく省きながら密度の高い綺麗な芝生づくりができるでしょう。
芝生のよくあるトラブルと綺麗な芝生に戻す対処法は?
どれだけ丁寧に管理していても、芝生にはさまざまなトラブルが起きることがあります。大切なのは、トラブルの原因を正しく把握して、適切な対処法を素早く実践することです。
ここでは、よくある3つのトラブルとその解決方法を解説します。綺麗な芝生を維持するために、ぜひ参考にしてください。
芝生が薄く土が見える・はげてきた
芝生の一部がはげて土が見えてしまう状態は、多くの庭で起きるトラブルの一つです。原因としては、踏み過ぎによる土の固化・根腐れ・害虫被害・肥料不足・日陰による生育不足などが考えられます。踏圧が原因の場合は、芝生の上に飛び石を置くなどして歩く場所を固定するのがおすすめで、そのほかの場合も原因を取り除いた後に対処をしていくことが望ましいです。
対処法としては、はげた部分に「目土入れ」を行い、芝の目土(砂や培土)を薄く均一にかぶせる方法が有効です。目土を入れることで土の環境が改善され、周囲の芝の横への広がりが促されます。はげが広範囲にわたる場合は、芝生マットを部分的に張り直す「補植」を検討するとよいでしょう。
芝生の補植方法
枯れてしまった芝生を捕植で直すには、まず傷んだ部分の外側をやや広めに囲むように切り込みを入れ、根までしっかり取り除きます。ターフカッターが便利ですが、スコップや鎌でも代用可能です。
はがした後は、土を軽く耕して芝生用肥料を混ぜ込みます。ただし、病気や害虫が原因の場合は古い土を処分し、新しい床土に入れ替えましょう。次にマット芝を敷き、周囲と高さがそろうよう調整して軽く踏み固めます。仕上げに目土を撒き、たっぷり散水してください。
雑草で芝生が埋もれてしまう
雑草は、初期段階であれば、雑草を根から丁寧に手で抜き取る方法が有効ですが、広範囲に広がってしまった場合は芝生専用の選択性除草剤の使用を検討してください。
選択性除草剤は芝生を傷めずに雑草だけを枯らす仕組みになっており、適切に使えば芝生の回復を助けてくれます。除草剤を使用した後は、肥料を与えて芝生の回復を促し、密度を高めることで再び雑草が入り込みにくい環境を作ることが大切です。
病気で変色・枯れた
芝生が赤茶色や黄色に変色している場合は、病気や環境的なストレスが原因の可能性があります。
さび病は葉の表面にオレンジ色の粉状の胞子が付着する病気で、窒素不足や過乾燥が起きやすい秋に多く見られます。ラージパッチ(葉枯病)は赤褐色の円形パッチができ、ピシウム病は高温多湿時に油っぽく変色します。
さび病の対処法としては、窒素肥料を与えて芝生の勢いを回復させることと、芝生用殺菌剤(サプロール等)を散布することが有効です。また、芝刈りを行って罹患した葉を取り除くことで、感染の拡大を防げます。ラージパッチやピシウム病も同様に殺菌剤散布が基本で、早期発見が重要です。
DROP&MOWで綺麗な芝生を手に入れよう!
綺麗な芝生を育てるには、芝の種類選び・正しい張り方・日々のお手入れ・トラブルへの早期対応が欠かせません。このコラムで紹介した手順とコツを実践すれば、初心者の方でも美しい芝生を育てることができるでしょう。
芝生管理の中でも特に手間がかかる「芝刈り」を自動化してくれるのが、ロボット芝刈り機「DROP & MOW」です。自動で均一に芝を刈ることができるため、常に整った美しい芝生を無理なく維持できます。手間を最小限に、綺麗な芝生を最大限に楽しみたい方は、ぜひ導入をご検討ください。
コラム著者
満岡 雄
玉川大学農学部を卒業。セイコーエコロジアのスタッフとして活動中。生産者の皆様から日々勉強させていただき農作業に役立つ資材&情報&コラムを発信しています。XとInstagramで最新情報を投稿していますのでぜひ御覧ください。
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