農業用語辞典

とう立ち

とうだち

とう立ちの「とう」は「花茎(花を咲かせる茎)」のことで、花を咲かすための花芽のついた花茎が伸びてきた状態のことを「とう立ち」という。植物には、自分の体を大きくする「栄養成長」と、子孫(種)を残す「生殖成長」の、2つの生育段階があり、とう立ちは生殖成長が始まったサイン。植物によって栄養成長と生殖成長が同時進行するものと、栄養成長の後生殖成長を行うものがある。前者はトマトやナスなどの果菜類、後者は葉菜類が知られている。トマトやナス類は花が咲くことが果実の収穫の条件になるが、小松菜やホウレン草など花が咲く状態になると葉が固くなり食用に適さなくなる。

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