ヒラズハナアザミウマ【学名:Frankliniella intonsa(Trybom)】は名前の通り、農作物の花に好んで集まる。ナス・きゅうり・キャベツ・トマト・イチゴ・イチジク・トルコギキョウなどに加害する。雌成虫の体長は約1.3~1.7mmで、体色は褐色~黒褐色、雄成虫の体長は約1.0~1.2mmで、体色は淡黄色。卵は新芽や新葉の組織内に1卵ずつ産卵され、成虫・幼虫共に花弁、花粉、新芽、新葉を吸汁する。露地では4月~11月の暖かい時期に発生し、個体数は5~6月と9~10月に多い。施設栽培では周年発生するが、短日条件下では雌成虫が生殖休眠をするので冬期は成虫のみで幼虫は発生しない。
関連するコラムはこちら
>>>ヒラズハナアザミウマとは?生態の特徴や被害・駆除方法を解説