農業用語辞典

団粒構造

だんりゅうこうぞう

土の微粒子が集まって微小な団粒となり、次に微小な団粒同士が集まって大ききな団粒となり、さらに大きな団粒同士が集まって団粒をつくっている土壌の構造。団粒が適当な大きさになると、通気性と保水性(保肥性)という異なる性質を同時に兼ね備える。微細な団粒があつまっている団粒の内部には、小さな隙間(毛管孔隙)出来ていて水分を保つことができる構造になっている。団粒の外部はそれよりも大きな隙間(非毛管孔隙)があり、この隙間により排水性を向上せている。団粒の表面には好気性微生物、団粒の内部には嫌気性微生物が生息し、微生物の多様性が維持される。

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