農業用語辞典

アーバスキュラー菌根菌

あーばすきゅらーきんこんきん

陸上植物のおよそ80%に共生することができる糸状菌。植物と共生関係を作り、植物が根からリン酸などの栄養素を吸収する作用を補助するかわりに、光合成産物を受け取っている。根に侵入した菌根菌は、菌糸を伸長させて養水分を吸収しながら、次々に周辺の根にも感染をしていく。菌糸が形成する特有の構造をした共生体を「菌根」という。

菌根菌の菌糸は直径0.01mm程度と、植物の根の最も細い部分(直径1mm程度)よりもさらに細いため、土壌のわずかな隙間にあるリン酸を吸収することができると考えられている。

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