農業用語辞典

ヨーネ病

よーねびょう

反芻動物である牛・めん羊・山羊などがヨーネ菌(抗酸菌)に感染して発症する病気。慢性的な下痢、急激な削痩(さくそう)、泌乳量の低下などを引き起こす。糞にはヨーネ菌が含まれているため同じ畜舎にいるほかの家畜に感染が広がりやすい。哺乳期にヨーネ菌が含まれた乳汁・水・餌などを介して感染し、明確な症状を示さない数カ月から数年間の潜伏期間を経て発症する。世界各地で発生しているが、日本では1972年に発生が確認され、1990年代の後半から2021年はおよそ500~1,000頭/年の発生が確認されている。現在のところ有効な治療法やワクチンなどがない。

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