選ばれる理由
農業を極める者が求めたオールインワン堆肥
腐植酸*、NPK、アミノ酸、微量要素、放線菌をバランス良く含有する腐植マスター。
ヨシやアシなどの湿地植物泥炭をベースに食品だし汁残渣、刈草および剪定枝堆肥を混合して発酵熟成。改良を重ねたペレット形状は散布機での撒きやすさを追求しました。腐植マスターは農家が求めてきた理想を形にしたプロフェッショナル向けの堆肥です。
*腐植酸はフミン酸と同義語です。
| 成分含有率(現物あたり) | |
|---|---|
| 必須要素 | 窒素(2.6%)、リン酸(1.2%)、カリウム(0.7%)、カルシウム(3.5%)、マグネシウム(0.7%) |
| 微量要素 | 亜鉛(67ppm)、ホウ素(97ppm) |
| その他成分 | 腐植酸(23.2%)、アミノ酸(グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸) |
| 微生物 | 放線菌、有用細菌 |

腐植マスターの使用目安
腐植マスターは土壌特性によって使用目安を設けています。
砂地のように肥料の吸着力が低い土質ほど使用量を多くして施用上限を20袋/10aとしています。黒ボク土のように肥料の吸着力が高い土質ほど使用量を減らし10袋/10aを目安にしています。作物と野菜に関して、これらの目安は陽イオン交換容量(CEC)によって設定しているため、下表を参考に圃場の土壌に合った量を5~20袋/10aで施用してください。また果樹では10袋/10aを収穫後の礼肥、夏の高温対策として春先に施用することを勧めております。
| 使用時期 | 条件 | 使用目安 | |
|---|---|---|---|
| 作物・野菜 | 元肥 | 砂地など保肥力(CEC)が低い土壌 | 20袋/10a |
| 黒ボク土など保肥力(CEC)が高い土壌 | 10袋/10a | ||
| 追肥 | 土寄せ時に鋤き込む | 5~10袋/10a | |
| 果樹 | 収穫後 | 収穫後の礼肥 | 10袋/10a |
| 春先 | 夏の高温対策 |

腐植酸により難溶化したリン酸を溶解
植物由来の腐植マスターは有機質に富んでおり農作物の生育に必要な様々な栄養素を含有しており、それぞれの肥料価バランスが非常に良いです。腐植マスターの原料は日本より産出した天然植物泥炭で、そこに含まれる腐植酸は23.2%と高い数値を示しています。
土壌の酸性化によって溶け出すアルミニウム、鉄、マンガンはリン酸と結合(リン酸の難溶化*)して植物のリン酸吸収を阻害します。この時、腐植酸は難溶化したリン酸を可溶化する、また、腐植酸はアルミニウムや鉄など金属イオンと結合し易い性質があると言われています。腐植酸は植物のリン酸をはじめとする栄養吸収に欠かせない重要な物質と言え、リン酸、カルシウム、マグネシウムなど陽イオン栄養を含んだ腐植マスターは農業に最良の栄養組成と言えます。
*難溶性リン酸、不可給態リン
相性抜群!!カルシウムとホウ素の強力タッグ
カルシウムは植物細胞を強くする役割がありますが植物体内で移動しにくい性質があります。それにも関わらず欠乏すると生長点の組織形成に悪影響を与え、トマト尻腐れ、イチゴのチップバーン、キャベツやハクサイの心腐れ、サトイモの芽つぶれ症などカルシウム欠乏症としてよく知られている症状を発症させます。
ホウ素は細胞壁の生成に必要な微量要素であり、また、カルシウムの移動を助ける性質があります。つまりホウ素とカルシウムの相性は非常に良く、ホウ素があることで植物はカルシウムを利用しやすくなります。
腐植マスターはカルシウムとホウ素を含有しており、種々植物の生理障害対策が期待できるスーパー堆肥です。

農林水産省も推進!!ペレット堆肥を使おう
堆肥による土づくりの重要性は農林水産省も推進をしています*。
堆肥は土壌の透水性、保水性、養分保持力、微生物多様性などを改善し植物の生産力を向上しますが、「重量物であること」「散布に手間がかかる」「手に入らない」「ニオイが気になる」などの理由から敬遠される傾向も少なからずあることが現実です。しかし、堆肥をペレット化することでこれら様々な課題をクリアすることができるため、本来の健康的な農業を行うことができます。
腐植マスターは日本原料・日本製造のため品質も高く、安定した供給ができます。これらのことより腐植マスターは持続的な農業に貢献できるエコロジカルな堆肥と言え、その名に相応しい農業生産も環境意識にも配慮したマスター仕様の製品となっています。



