農業用語辞典

暗渠

あんきょ

地中に土管などの排水設備を埋設し、水はけの悪い土壌を改善するための方法。地下水は、土中の空間(粘土層と砂礫の層や、割れ目)にそって、水平方向や垂直方向に移動する。この性質を利用し垂直に穴を掘るとそこに周りから水が集まり井戸が出来まる。適当な深さに水平方向に掘り、水路に向け緩やかな傾斜を持った構造を作ると排水が可能となる。水の通路を渠といい地面の下で見えない水路を「暗渠」と言う。これに対し、流れが見える物を「明渠」・「開渠」と言う。渠は比較的小さな構造物のことが多く、大きくなると「水路」・「用水路」などと表現される。
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