コラム
オフィスの騒音問題を解消するには?快適に働ける環境を作る方法
2019.08.31

オフィスの騒音問題を解消するには?快適に働ける環境を作る方法

オフィスでストレスなく活動するためには、快適な環境が大切です。音は目には見えるものではありませんが音環境を整えることも、仕事に集中したり、職場のスタッフとコミュニケーションを円滑に進めるための非常に重要な要素になります。近年では、騒音に加えて、音環境を整えなかったことが、企業戦略上の重要な情報や、プライバシーにかかわる個人情報が漏洩してしまう原因になるというケースも増えてきており、今まで以上に音環境を整備し、騒音を解決することが会社の責任として問われています。

オフィスでの騒音問題とは

●音の仕組みとは

音は「大きい」「小さい」を表す音圧dB(デシベル)、「高い」「低い」を表す音高Hz(ヘルツ※1秒間の空気の波の振動回数)、音色(波形)の三要素で構成されています。このような性質を使い、音の評価を行うことが一般的です。

物体が振動すると、近くの空気が押されてその部分だけ空気が濃くなります。さらにその空気の濃い部分が周囲の空気を押して濃い部分を作っていきます。このような微小な圧力変動が空気を振動させ、その揺れを人の鼓膜が感じることで音として認識しています。この圧力変化の大きさをdB(デシベル)という単位で示しており、圧力の変化が大きければ、大きな音と感じ、小さければ小さな音として感じます。圧力変動により空気が振動する回数の多少を表現した単位がHz(ヘルツ)で回数が多ければ高い音として聞こえ、回数が少なければ低い音として聞こえます。音色は音源の持っている固有の特性で、音圧(dB)や音高(Hz)が同じでも、波長の特性により異なった音に聞こえます。

このような音の三要素の中で、一つでも不快だと感じるレベルのものを聞くと、人はその音を邪魔な音(=騒音)として捉えるというわけです。

●オフィスでよくある騒音の悩み

オフィスでの騒音には主に有意味騒音と無意味騒音の2種類があります。有意味騒音とは、話し声や音楽など特定の意味を持っている声や音のことを言います。従業員同士の話し声や電話などもこれにあたります。無意味騒音とは、常に聞こえ続けているものの特に意味を持たない音のことを言います。空調機や複合機、サーバーなどが発する音などのことです。

オフィスでの騒音の例
・会議室や応接室から声が筒抜けてしまう
・テレビ会議(Web会議)を行っている部屋からスピーカーの声が音漏れする
・オープンミーティングスペースで周りの声や音量が気になる
・オープンな執務スペースで距離の近い席のPCの操作音や作業音などが気になる
・オフィスが静かすぎるため通常の声や作業音といった普通の音が気になる

騒音の悪影響で注意散漫になり業務に集中できない従業員が出てくるケースや、さらに悪い場合には騒音ストレスを抱えてしまい仕事ができなくなるという可能性があります。加えて昨今では情報漏洩の観点からも騒音対策が必要とされています。

防音の種類とオフィスでの騒音対策

●防音の種類

防音対策には大きく分けて、吸音と遮音の2種類の手法があります。吸音とは、音のエネルギーを透過、または吸収させて反射させないことで、遮音とは、音のエネルギーを遮断し、反対側まで通さないことです。主にオフィスの部屋の反響音を低減するための手法が吸音で、会議室のような部屋から外への音漏れを防止する方法は遮音ということになります。

●オフィスの騒音対策

・吸音壁を作る
吸音材を壁に施工する方法です。多孔質・スポンジ状のロックウールやグラスウールなどを壁に取り付ける方法で、吸音材が音を吸収します。遮音シートと一緒に使うと効果的です。吸音性能を発揮させ、かつ綺麗に仕上げるためには専門的な技術が必要になるため、内装業者へ依頼する必要があり工期とコストがかかります。DIYで行うこともできますが、ある程度の経験と技術がないと施工は難しいと言われています。工具も用意しなければなりません。

・サウンドマスキングを行う
騒音を別の音でカモフラージュすることです。天井にスピーカーを設置して空調音のような背景音や、自然音などの軽音楽(イージーリスニング)を流すと、会議室での会話や作業音など、特定の音が気にならないようになります。自然音などの音楽には集中力向上やリラックス効果も期待できます。静かすぎる空間で、プライバシー性の高い話や雑談がしにくいといったオフィスにも有効です。スピーカーとコントローラーの設置が必要で1日~2日程度の工期がかかります。天井に設置するため、パーテーションのように場所をとってしまいスペースがなくなる心配もありません。

・パーテーション(パーティション)で区切る
視覚的なノイズを減らすことで騒音の鬱陶しさの改善が期待できます。会議室の周辺にパーテーション(仕切り)を設置すると、会議参加者の身振りや手振りが目に入りづらくなり、話し声や物音が気になりにくくなります。ポリエステルの布地の幕を張った簡易なものから、ポリカーボネートやアルミ製のしっかりとした作りのものまでバリエーションが豊富で、環境にあわせていろいろな種類から最適なものを選ぶことができます。

・吸音アイテムを活用する
コンクリートや硬いタイルの床は音を反射しやすいため、防音カーペットや吸音パーテーションなどの騒音アイテムを利用すると音の反射が抑えられて騒音が聞こえづらくなります。

オフィスの騒音対策におすすめの設備

そこでご紹介したい製品が室内の反響音を軽減するフェルトーンです。吸音性質をもった素材で部屋の中の反響しやすい音を吸収します。反響しやすい音を軽減することで、音ストレスとなる騒音を防止し快適なオフィス内の環境を実現します。また機密性やプライバシー性の高い会話をする際などの音漏れの防止策にもなります。ブラインドタイプパネルタイプがあり、大掛かりな工事を行わなくても手軽に取り付けることが可能です。

騒音対策を行い会社の価値を高める

会社の騒音対策というと、今までは大きな音が発生する工場のものと思われていましたが、現在では一般的なオフィスでも対策が必要です。仕事の効率や従業員満足度を高めていくことや、機密情報や個人情報が漏洩しないための解決策を立案し実行することが求められています。今回のコラムを騒音対策の参考にして、企業価値の向上にお役だていただければ幸いです。

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